こんにちは、やんともです🐈
SBI証券の検索窓に「オルカン」や「全世界株式」と打ち込んだ瞬間、よく似た名前がズラッと並んで、思わず手が止まった…という経験はありませんか。
「全世界株式(オール・カントリー)」「全世界株式(除く日本)」「全世界株式(3地域均等型)」、さらに名前が少しだけ短いものまである。正直、初めて見たら固まりますよね💦
実は私も5年前、最初に買うときは少し悩みました。今でこそ迷いなく積み立てていますが、当時は「どれが本物なんだ…」とスマホの画面をじっと見ていた記憶があります。
この記事では、次の3つがハッキリわかるように書きました。
- ①買うべきファンドの「正式名称」
- ②似た名前3本との「中身の違い」
- ③いちばん危ない「落とし穴」
やさしく整理していきますね😊
✅ 結論:買うのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です
先に答えを言ってしまいます。多くの人が「オルカン」と呼んでいるファンドの正式名称は、
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
です。この「オルカン」というのは愛称で、正式な商品名ではありません。だから検索しても一発で出てこないことがあるんですね。
連動を目指しているのは「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」という、世界中の株を丸ごと束ねた指数です。私が新NISAのつみたて投資枠で5年間積み立てているのも、まさにこの1本です📊
買い方の手順そのものは、詳しくはこちら👇
新NISAの始め方|SBI証券でオルカン積立を最短で始める完全ガイド

🧭 紛らわしい3本、何が違う?
まず、いちばん大事なことから。
「eMAXIS Slim」シリーズの全世界株式3本は、信託報酬がまったく同じです。
- オール・カントリー:年率0.05775%(税抜0.0525%)以内
- 除く日本:年率0.05775%(税抜0.0525%)以内
- 3地域均等型:年率0.05775%(税抜0.0525%)以内
3本とも購入時手数料なし、信託財産留保額もなし。※いずれも2026年7月25日の交付目論見書で確認した数字で、年率・税込の「上限値(〜以内)」です。
つまり、値段では選べない。違うのは中身だけなんです。ここがこの記事の軸になります。
①「除く日本」=日本の株が入らない
名前のとおり、日本を除いた世界の株に投資します。日本比率は0%です。
②「3地域均等型」=日本・先進国・新興国を33.3%ずつ
3つの地域をきっちり均等に分けます。ということは、日本だけで約3分の1を占めることになります。
③「オール・カントリー」=時価総額に応じた比率
日本を含む先進国・新興国に、企業の大きさ(時価総額)に応じた比率で投資します。対象指数の構成比率は日本5.0%/アメリカ63.2%(交付目論見書より)。この比率は市場の動きに合わせて勝手に入れ替わっていくのが特徴です。

Slimの3本は信託報酬がまったく同じ(0.05775%)なので、値段では選べません。違うのは中身です。そして本当に気をつけたいのは「Slim」の3文字。ないだけで信託報酬が約11.4倍になり、さらに解約時に0.05%(信託財産留保額)も引かれます。※交付目論見書(2026年7月25日/eMAXIS 全世界株式インデックス(除く日本)は2026年4月25日)をもとに筆者作成。信託報酬は年率・税込の上限値です。国・地域別の比率は対象インデックスの構成比率で日々変動します。
図を見ていただくとわかりやすいのですが、同じ「全世界株式」という名前でも、日本の比率が0%・5.0%・33.3%とまったく違います。オール・カントリーの5.0%に対して3地域均等型は33.3%ですから、6倍以上の差です。名前が似ているだけで、中身は別物なんですね。
時価総額に応じて中身が勝手に入れ替わるしくみについて、詳しくはこちら👇
オルカンがS&P500を逆転!なぜ今「全世界株」が選ばれるのか
⚠️【本当の落とし穴】「Slim」の3文字がないと、コストが約11倍
ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。
検索結果には、「Slim」がつかない別のファンドも並びます。たとえば「eMAXIS 全世界株式インデックス(除く日本)」。パッと見はそっくりですが、中身の条件が大きく違います。
| 項目 | Slim オール・カントリー | Slimなし(除く日本) |
|---|---|---|
| 信託報酬(年率・税込上限) | 0.05775% | 0.66% |
| 信託財産留保額 | なし | 0.05% |
| 純資産総額 | 13兆5,896億円 | 1,168.98億円 |
※Slimなしの数字は2026年4月25日の交付目論見書、純資産総額はいずれも2026年8月12日時点。
信託報酬は0.66%。オルカンの0.05775%と比べると約11.4倍です。しかも信託財産留保額が0.05%あるので、解約するときにも引かれます。Slimシリーズにはこれがありません。
私はこの違いを知ってはいましたが、正直、紛らわしいですよね。あえて間違えやすくしているのでは…と勘ぐりたくなるくらいです(あくまで私の感想です)。運用会社さんを責めたいわけではまったくなくて、シリーズが違えば設計思想もコストも違う、というだけの話。ただ、買う側としてはとにかく要注意です。「Slim」の3文字、必ず確認してください🔍
信託報酬そのものの意味は、詳しくはこちら👇
信託報酬ってなに?オルカン・S&P500の手数料が安いと嬉しい理由
信託財産留保額については、詳しくはこちら👇
信託財産留保額ってなに?解約時に引かれるお金とオルカン・S&P500の場合
🇯🇵【やんともの選択】日本株を85銘柄持っているのに、なぜ「除く日本」にしなかったのか
ここは私自身の話です。
私は日本の個別株を約85社、長期保有しています。一方でオルカンにも日本株が5.0%入っている。理屈の上では重複しているんですよね。だから「除く日本」を選ぶ、という考え方も十分アリでした。
それでも私が「オール・カントリー」にした理由は4つあります。
- ①そもそも役割が違う。高配当株は「今」を豊かにするため、インデックスは「未来」を豊かにするため。目的が別なので、重複しても気にならない
- ②オルカンの日本株には、私が持っていない銘柄も入っている。自分では選ばない会社も丸ごと拾ってくれる
- ③日本株の上昇の恩恵を受けられた。ここ最近、日本株は世界的に見ても堅調で、日本を入れていたおかげでその分もちゃんと乗れました。もし「除く日本」を選んでいたら、少し後悔したかもしれません。※ただしこれはあくまで短期で見たときの感情です。将来どうなるかは誰にもわかりませんし、この理由だけで選ぶのはおすすめしません
- ④何も考えなくていいのが、オルカンの一番の売りだから。どの国が伸びても勝手に比率が調整される。この「考えなくていい」を手放したくなかった
だから私は、日本も入った「真のオルカン」を選びました😊

資産ごとの役割分担と分散の話は、詳しくはこちら👇
分散投資はなぜ大事?韓国株−10.8%・日経−3.95%の日にわかったこと
📘 その85銘柄をどうやって選んだのかは、note に別でまとめています。買う前に必ず見ている12の数字と、実際に保有している7銘柄の中身までを記録したものです。
【全手順公開】高配当株85社をどう選んだか|12の数字の「合格ライン」と、私が今持っている7銘柄の中身(note・有料記事)
🌏 じゃあ「3地域均等型」はどう?
正直に言うと、私には日本の比率が高すぎると感じます。世界の株式市場に占める日本の割合は5.0%なのに、33.3%まで引き上げるということは、それだけ日本に厚く賭けるということですから。
オール・カントリーなら、いつどの国が上に立っても勝手に比率が入れ替わってくれます。その手軽さを考えると、私の選択肢には入りませんでした。
ただし、これは「悪い商品」という意味ではまったくありません。「日本にもっと厚く投資したい」「新興国の比率を高めたい」という明確な目的がある人にとっては、きちんと成り立つ選択肢です。選ぶ人の目的が違うだけなんですよね。
🔎 買う前に確認する3つ
私が投資信託を買うときに必ず見ているのは、この3つです。
- ①純資産総額…どれくらいの規模で運用されているか。あまりに小さいと、途中で運用が終わってしまうリスクもあります
- ②信託報酬…毎年ずっとかかり続けるコスト。長期になるほど効いてきます
- ③交付目論見書…中身と費用が書かれた一次情報。SBI証券の商品ページから誰でも見られます
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▶ SBI証券 のNISA紹介ページはこちらから確認できます。
参考までに、オルカンの規模感は純資産総額13兆5,896億円、基準価額38,676円、1年騰落率+33.49%(いずれも2026年8月12日時点)。分配金は設定来ずっと0円で、その分が中で再投資される形です。三菱UFJアセットマネジメントの2026年7月31日のお知らせによると、保有者は686万人、新NISA開始後に2.7倍に増えたそうです。
ただ、これはあくまで規模感の参考です。「みんなが持っているから安心」ではありませんし、株式に投資する以上、元本割れのリスクは常にあります。自分で中身を見て納得してから買う、という順番は変えないでくださいね。
📝 まとめ
- 買うのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」。愛称が「オルカン」
- Slimの3本は信託報酬が同じ(0.05775%以内)。違うのは中身=日本の比率だけ
- 「Slim」がないと信託報酬は約11.4倍(0.66%)、さらに信託財産留保額0.05%も
この記事を書いている横で、もなかが大きく背伸びをして、そのまま大あくびをしていました。ココアはというと、耳をぴんと立てて音のするほうをじっと見ています🐰 こののんびりした時間を守るためにも、投資は「考えなくていい形」にしておくのがちょうどいいなと思うのです。
私の中ではオルカン一択です。でも、自分が何に投資しているのか、中身はちゃんと知っておいたほうがいいと思います。名前が似ているだけで、コストが11倍違うこともあるのですから✨
※本記事の数値は交付目論見書等をもとにした執筆時点のものです。最新の仕様は公式サイトでご確認ください。
・三菱UFJアセットマネジメント(eMAXIS Slimシリーズ): https://emaxis.jp/
・SBI証券: https://www.sbisec.co.jp/
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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。


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