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📉 分散投資はなぜ大事?韓国株−10.8%・日経−3.95%の日にわかったこと

資産運用
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2026年7月28日、株式市場で少しびっくりする出来事がありました。
韓国のKOSPI(韓国総合株価指数)が1日で−10.84%
一時は−11%を超えて6,000ポイントを割り込み、8%超の下落でサーキットブレーカー(強制的な取引停止)が発動して20分間、売買が止まりました。終値は6,023.63でした。

数字だけ聞くと「え、怖い」と感じますよね。私も相場を見ていて「おお…」と声が出ました。

ただ、この記事の目的は皆さんを怖がらせることではありません。
同じ日、日経平均は−2,566.27円(−3.95%)の62,364.92円
下げ幅は大きかったのですが、率で見れば韓国の3分の1強です。
この「差」がどこから生まれたのかを知ると、分散投資がなぜ大事なのかが一気に腹落ちします。今日はそこを、投資を始めたばかりの方にもわかるように書いていきます😊

📉 まず、2026年7月28日に何が起きたか

その日の主な数字を並べてみます。

  • 韓国KOSPI:−10.84%の6,023.63で引け。一時−11%超。7月の月間下落は約30%
  • 日経平均:−3.95%(−2,566.27円)の62,364.92円。一時3,000円超安、安値61,923.60円で約2か月ぶりの安値
  • サムスン電子は約−12%、SKハイニックスは約−12.7%

きっかけとして報じられたのは、
①AIブームがこのまま続くのかという懐疑
②中国の半導体メーカーCXMTが上場初日に+466%となり、中国勢との競争激化が意識された
③前日27日の米国市場で半導体株が下がっていたこと。
ざっくり言えば「半導体をめぐる不安」が発火点でした。

ここで素朴な疑問が出てきます。
半導体の不安なら、半導体の会社が多い国はどこも同じくらい下がるのでは?
なぜ韓国だけ3倍近く下げたのでしょうか。

🤔 答えは「指数の中身」|上位2社で過半という構造

実はKOSPIという指数、サムスン電子が27.5%、SKハイニックスが24.3%。上位2社だけで約51.8%=過半を占めています

つまり、この2社が12%前後下がると、指数の半分が12%下がるのと近い状態になります。
指数の残り半分がよほど頑張らないと、全体の大きな下げは避けられません。
「半導体2社が転ぶと、指数ごと転ぶ」構造だったわけです。

これは韓国市場が悪いという話ではまったくありません。
単に「指数の作られ方(集中度)が違う」という構造の話です。
日本の日経平均にも、値がさ株の影響が大きいといったクセがあります。

ここでイメージしやすい例えを1つ。
学校の成績を「数学1教科だけ」で決めるか、「5教科の合計」で決めるか——同じ生徒でも、数学で失敗した日の順位はまるで変わりますよね。
指数もこれと同じで、何科目で評価しているかが下落率の差になって出てきます。

指数そのものが持つクセ・集中度の話は、日経平均を題材に別記事でも掘ってあります。

指数のクセについて、詳しくはこちら👇
📉 日経平均1,741円安はなぜ?半導体で揺れる指数のクセとオルカン民が慌てなくていい理由

KOSPIとオルカンの集中度、および2026年7月28日の下落率を比較した図。KOSPIは上位2社で約51.8%を占め、その他が約48.2%。オルカンは上位10社で22.7%にとどまり、47ヵ国・約2,461銘柄に分散している。同じ日の下落率はKOSPIがマイナス10.84%、日経平均がマイナス3.95%

KOSPIは上位2社だけで約51.8%、オルカンは上位10社を集めても22.7%(47ヵ国・約2,461銘柄)。同じきっかけでも、集中している指数ほど大きく下げました。※下落率は2026年7月28日の各種報道、KOSPIの構成比は日本経済新聞の報道、オルカンの組入比率・銘柄数は2026年6月末時点の月次資料をもとに作成。特定の国や指数の優劣を示すものではなく、将来の運用成果を保証するものでもありません。

図にすると、集中度の差がそのまま下落率の差になっていることが見えてきます。

🌍 オルカンは「10社集めても22.7%」

では、私が新NISAで積み立てているeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)はどうでしょう。2026年6月末時点の組入上位10銘柄は、こんな比率です。

銘柄 比率
NVIDIA 4.40%
Apple 4.00%
Microsoft 2.50%
Amazon 2.30%
Alphabet A 2.00%
TSMC 1.80%
Alphabet C 1.60%
Broadcom 1.60%
Micron 1.30%
Meta 1.20%
上位10銘柄 合計 22.7%

10社集めても2割強。そして中身は47ヵ国・地域、約2,461銘柄(いずれも2026年6月末時点)。

「2社で過半」の指数と、「10社で2割強」の指数。この集中度の差が、そのまま下落率の差になって表れた——これが今回いちばん伝えたいことです。

1つの国・1つの業種に資産が寄ることの意味は、こちらでも書いています。

1国集中を避ける考え方は、詳しくはこちら👇
🌍 オルカンがS&P500を逆転!なぜ今「全世界株」が選ばれるのか

🛒 分散を、お店にたとえてみる

分散投資のイメージとして、私は「お店の品揃え」がしっくりきます。

かき氷だけを売るお店は、猛暑の夏は大繁盛。でも冷夏や長雨が続いた月は売上がガクンと落ちます。一方、かき氷もおでんもパンもコーヒーも置いてあるお店は、夏の爆発力は控えめでも「どの季節でも潰れにくい」

分散投資はこの後者です。いちばん儲ける技ではなく、店を閉めずに続けられる仕組み。だからこそ、10年20年と続ける前提の投資と相性がいいのだと思っています。

😌 急落の日、私が実際に感じていたこと

びっくりはする。けれど怖くはない

7/28の急落は、リアルタイムで気づきました。
ただ、オルカンはそもそもすぐ基準価額に反映されないので、その日は特に気にしていません。
そして私が持っている日本の高配当株は、ほぼ変わらず。無風と言ってもいいくらいでした

「韓国が1日で−10.8%」と聞いてびっくりはしますが、怖いとは思いませんでした。
むしろ最初にやったのは、買い増し候補や検討中の銘柄が、自分が買いたい価格まで落ちていないか見に行くこと
正直に言うと、怖さよりワクワクの方が強いです。

ただ、ここは大事な補足を添えます。
これは5年かけて生活防衛資金を用意し、「どうなったら買う」というルールを決め、自分で1社ずつ調べてきたから、やっと言えることです
始めたばかりの方が真似して急落に飛びつくのはおすすめしません。
初心者のうちは「動かない」がいちばんの正解です。私自身、株を始めたては値動きに耐えられず狼狽売りをして、痛い思いをしてきました。

分散の実感は「全体は下がっていない」

保有を増やしてきて実感するのは、急落した日でも保有株「全体」が下がるわけではないということです。下がっているのは特定のセクター。全体で見るとダメージはずっと小さい。

しかも強いセクターは時期によって入れ替わります。半導体が主役の年もあれば、金融や内需が粘る年もある。だから分散させておけば、どのセクターが主役になっても気にならなくなるんですね。

いちばんの効用は「気にしなくてよくなる」こと

分散の効用を1つだけ挙げるなら、私はパニックになって狼狽売りをしなくなることだと思います。値動きを気にしなくてよくなる。それ自体が、何よりの安心材料になります。

狼狽売りを防ぐ考え方は、詳しくはこちら👇
📉 ブラックマンデー再来?暴落が怖い日に初心者がやってはいけない3つのこと

この日も、我が家のスコティッシュフォールドのもなかはキャットタワーの上から私をのんびり見下ろしていましたし、部屋に放したうさぎのココアはご機嫌にぴょんと飛び跳ねていました。相場が−10%でも、家の空気は変わらない。この「変わらなさ」を守るための仕組みが分散なんだと、あらためて思います🐈🐰

畳と障子のある和室で、ノートパソコンを開いた父親と、お茶を飲む母親、絵本を読む子ども2人がくつろぐ様子。奥のキャットタワーの上には三毛のスコティッシュフォールドのもなか、床では灰色のうさぎのココアが跳ねている

💰 我が家の2本柱|オルカン=外貨・未来/日本株=円・今

私は新NISAでオルカンを積み立てつつ、日本株の個別も長期で保有しています(現在約85社)。この2つは競合ではなく、役割がまったく違うから両方やっています。

  • オルカン=「外貨の資産」。未来のためのお金。47ヵ国に広く分散して、10年後20年後に育っていてほしいお金です
  • 日本の高配当株=「日本円の資産」。今の生活を豊かにするためのお金。円で配当が入ってくることに意味があります

「でも日本株85社って、日本に集中しているのでは?」——正直に答えると、たしかに国は日本に寄っています。
ただセクターを分散して保有しているので、セクターで見れば一点集中ではありません
今回のように半導体まわりが売られる日でも、全体で見ればほとんど動かなかったのはそのおかげです。加えて、1社ずつ自分で調べたうえで持っているので、そこも私にとっての安心材料になっています。

今と未来の役割分担については、詳しくはこちら👇
💰 配当金ってなに?いつ・いくらもらえる?しくみとNISAの落とし穴をやさしく解説

なお、順番は絶対に崩しません。家計管理 → 生活防衛資金の確保 → 余った資金で投資。ここを飛ばすと、どんなに分散していても急落で耐えられなくなります。

📝 まとめ|分散は「儲ける技」ではなく「退場しない仕組み」

  • 2026/7/28、KOSPIは−10.84%、日経平均は−3.95%。同じきっかけでも下落率は3倍近く違った
  • 理由は指数の集中度。KOSPIは上位2社で約51.8%、オルカンは上位10社で22.7%(47ヵ国・約2,461銘柄)
  • オルカンの基準価額が動かなく見えたのは1日遅れで反映されるため。「無風だった」わけではない
  • 分散していると、急落しても全体は思ったほど下がらない。そして主役セクターの入れ替わりを気にしなくてよくなる
  • 結果として狼狽売りをしなくなる。これが分散の最大の効用

長期・分散・積立が負けにくいと言われる背景には、
①世界経済の長期的な成長、
②複利効果、
③リスクの分散、
④時間分散(高値掴みリスクの軽減)
という4つの支えがあります。ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、将来の投資成果を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクが常に伴います。

分散は、相場が荒れた日に「気にしなくていい」と思えるための仕組みです。派手さはありませんが、のんびり暮らしながら投資を続けたい私には、これがいちばん合っています✨

※本記事の数値は2026年7月28日時点の報道および2026年6月末時点の月次資料に基づくものです。ファンドの構成比・銘柄数や制度の詳細は変わりますので、最新の仕様は公式サイトでご確認ください
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):https://emaxis.jp/fund/252878.html
・NISA(金融庁):https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/

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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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