こんにちは、やんともです🐈
私が書いた記事「オルカンの選び方」の記事のなかで、オール・カントリーは時価総額に応じた比率で、勝手に入れ替わっていくのが特徴ですよ、とお伝えしました。
そして今回、入れ替えが発表されました。日本経済新聞(2026年8月13日)の見出しは「『オルカン』連動指数、JFEHDと西武HDを除外」。
この見出しだけを見て「え、オルカンの中身が変わるの?大丈夫かな?」とドキッとした方いますか?そんな方に向けて、今日は落ち着いて整理してみますね😌
オルカンの選び方について、詳しくはこちら👇
「オルカン」似た名前がいっぱい…SBIで迷わない選び方
この記事で分かることは、次の3つです。
- ① 何が起きたのか(事実の整理)
- ② どのくらいの影響があるのか(数字で見る)
- ③ 私たち積立勢がやること
📰 何が起きたのか(事実の整理)
まず、事実だけを並べます。
- 指数をつくっているMSCIという会社が、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」の構成銘柄を見直した
- 除外=JFEホールディングス、西武ホールディングス
- 新規採用=国際電気
- 日本株は1社増えて2社減るので、差し引きでは1社減
- 世界全体では、55銘柄が追加され、92銘柄が除外される(MSCIの公表資料より)。日経が報じた3社は、このうち日本株の部分です
- 発表は2026年8月12日(日本時間8月13日早朝)、実施は8月31日の終値(適用は9月1日)
ここで大事なのは、除外されたからといって「ダメな会社」というわけではないということです。指数のルール(おもに時価総額など)にしたがって、機械的に出入りしているだけ。良い・悪いの評価ではありません。
ちなみに私は日本株の個別投資もしていて、いま85社ほど持っていますが、今回の除外・採用銘柄は、高配当株としてはどれも持っていません。その意味でも、正直かなり他人事でした😅
😌【落ち着いて】外れるのは2,414銘柄のうち92銘柄です
ここが今日いちばんお伝えしたいところです。
「オルカンの中身が入れ替わる」と聞くと、ごそっと総取り替えされるようなイメージを持ってしまいますよね。でも、実際の数字を見てみましょう。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の組入銘柄数は2,414銘柄(2026年7月末・月次レポートより)。
そして今回、MSCI ACWIから外れるのは92銘柄。全体の約3.8%です。残りの2,322銘柄はそのままで、新しく55銘柄が入ってきます。

四角ひとつが1銘柄です。「オルカンの中身が変わる」と聞くとドキッとしますが、今回外れるのは2,414銘柄のうち92銘柄で、全体の約3.8%。残り2,322銘柄はそのままで、新しく55銘柄が入ります。しかも外れるのは時価総額が小さくなった会社なので、金額で見た影響はさらに小さくなります。※組入銘柄数はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の2026年7月末時点の月次レポート、追加・除外の銘柄数はMSCIの2026年8月定期見直しの公表資料をもとに筆者作成。組入銘柄数は毎月変動します。
図の読み方はかんたんです。小さな四角ひとつが1銘柄で、ぜんぶで2,414個並んでいます。そのなかで色がついているのが、今回外れる92銘柄。あとの薄い色の部分は、何も変わりません。
そして、もうひとつ大事なことがあります。外れるのは「時価総額が小さくなった会社」です。オルカンは時価総額に応じた比率で持っているので、外れる会社はもともと比率が小さい。つまり金額で見たときの影響は、銘柄数で見るよりさらに小さくなります。
実際、7月末時点の上位10銘柄(Apple 4.8%、NVIDIA 4.4%、Microsoft 3.1%…合計で全体の約23.4%)は、今回まったく動きません。
これが、ニュースの見出しだけを見たときと、中身を数字で見たときの差なんですよね。見出しは短く強く書かれるので、どうしても大ごとに見えてしまいます📊
🏛️ そもそも、誰が中身を決めているの?
オルカンの中身は、運用会社が「今月はこの会社を入れよう」と選んでいるわけではありません。指数をつくっているMSCIという会社が決めています。
そのMSCIが、年4回(2月・5月・8月・11月)、定期的に構成銘柄を見直しています。今回はその「8月」のタイミングだったわけです。

基準は時価総額など。ざっくり言えば、大きくなった会社が入り、小さくなった会社が外れるという仕組みです。
つまり、私たち投資家は何もしなくても、そのときどきの世界の主役が、自動で入ってくるということ。ここがインデックス投資のいちばん気楽なところだと思っています✨
世界の主役がどう入れ替わってきたかについて、詳しくはこちら👇
オルカンがS&P500を逆転!なぜ今「全世界株」が選ばれるのか
🙈【正直な話】私は「年4回」だと知りませんでした
ここは正直に書きます。
私はオルカンを5年ほど積み立てていますが、中身の入れ替えは、ほとんど見ていませんでした。年4回きちんと見直されていることも、今回調べて初めて知りました。
そして、ここは補足しておかないといけないところなのですが、
目論見書を読んでも、この「年4回」のことは分からないんです。
実際に、私が確認した2026年7月25日付の交付目論見書には、「年4回見直す」という記載は見当たりませんでした。書かれているのは「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざす」という点まで。
理由はシンプルで、見直しの頻度やルールは、指数をつくるMSCI側の決めごとだからです。ファンドの説明書には、そこまでは載ってこないんですね。
なので、知らなかったとしても恥ずかしいことではありません。むしろ私は逆のことを思いました。知らないまま5年間、何も困らなかった。それこそがオルカンのすごいところだな、と。
💛【やんともの本音】リバランスしてくれてありがとう、以外に思うことがない
今回のニュースを見て私が思ったのは、たった一言でした。
「リバランスしてくれてありがとう」。それ以外に、特に何も思いません😊
だって、想像してみてください。もし自分ひとりで世界中の株を選んで、時価総額が変わるたびに入れ替えていたら……。国も通貨もバラバラな2,414社を追いかけて、年4回見直す。ちょっと考えただけで、現実的に無理だと分かります。
それを、月々の積立だけでぜんぶ任せられる。勝手にリバランスしてくれるから、何も考えなくていい。逆に楽なんです。それがオルカンのいいところだと思っています。
ちなみにオルカンの純資産総額は13兆5,896億円、対象指数の構成比率は日本5.0%/アメリカ63.2%(交付目論見書より)。この規模を1本で持てるというのも、なかなかすごい話ですよね。
分散の考え方と役割分担について、詳しくはこちら👇
分散投資はなぜ大事?韓国株−10.8%・日経−3.95%の日にわかったこと
📅 8月31日、私は何もしません
実施日は8月31日の終値。では私はその日、何をするのか。
結論、何もしません。積立の設定もそのまま。おそらく基準価額を見にいくこともないと思います。
補足すると、入れ替えの日は、指数に連動するファンドがまとめて売買をするので、対象銘柄の需給が動くことがあります。ニュースで話題になるのはたいていこの部分です。
ただ、それはコツコツ積立を続けている人にはほぼ関係のない話。私はその日を狙って何かをするつもりもありません。そういう短期の値動き狙いは、私のスタイルではないんです。
似たような「需給イベント」の話は、詳しくはこちら👇
7月上旬に日経平均が下がりやすいのはなぜ?ETF分配金売りをやさしく解説
📝 まとめ
今日の内容を3行でまとめます。
- ① MSCIの8月見直しで、世界全体では55銘柄が追加・92銘柄が除外(日本株は1増2減)。実施は8月31日の終値
- ② 外れるのは2,414銘柄のうち92銘柄=約3.8%。しかも比率の小さい会社なので、金額で見た影響はさらに小さい
- ③ 私たち積立勢がやることは、何もない
勝手にリバランスしてくれるから、何も考えなくていい。それがオルカンのいいところだと、あらためて思いました✨

この記事を書いていたら、もなかが窓の外の鳥を見つけて「カカカ」と小さく鳴いていました(クラッキングというやつですね)。足元ではココアが前足で床をトントンと鳴らしていて、我が家はいつもどおりです。相場も制度も、こんなふうに淡々と過ぎていくのがいちばんだなと思います🐈🐇
なお、9月にはS&P500の定期入替もあります。そのときもまた「何もしなくていい」で終わる気がしますが、また整理して書きますね😌
※投資には元本割れのリスクが常に伴います。この記事の数字は執筆時点で確認したものです。最新の仕様は公式サイトでご確認ください。
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)公式ページ:https://emaxis.jp/
・MSCI 公式サイト:https://www.msci.com/
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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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