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🌍 オルカンの中身って、いつ入れ替わるの?|年4回のスケジュールと次は11月11日

資産運用
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オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)を積み立てていると、ふと気になることがあります。

「この中身って、いつ・誰が入れ替えてるんだろう?」

先に結論だけ書いておきます。オルカンが連動している指数の中身は、年4回(2月・5月・8月・11月)のスケジュールで見直されています。そして次回は11月11日に発表、12月1日に反映という日程です。

さらに今回いちばんお伝えしたいのは、ここです。ネット上でよく見かける「11月が年でいちばん大きな見直し」という説明は、もう古い情報になっています。私自身、そう思い込んでいた一人でした💦

この記事では、指数を見直しているのは誰なのか、いつ発表されていつ反映されるのか、そして「11月が特別に大きい」が今は成り立たないことを、公式資料の数字で確かめていきます📊

🌍 そもそも、中身を入れ替えているのは誰?

オルカンが連動しているのは「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」という指数です。MSCIは世界の株価指数をつくっている会社で、この会社が「どの国のどの会社を指数に入れるか」を定期的に見直しています。

見直しのタイミングは年4回。2月・5月・8月・11月です。この「年4回」の話と、直近8月の見直しで実際に何が起きたかは、前の記事で書きました。

8月の見直しで実際に何が入れ替わったかは、詳しくはこちら👇
🌍 オルカンの中身が入れ替わりました|MSCI8月見直しの結果と、私たちがやること

今回はその続きとして、「で、次はいつなの?」「どの回が大きいの?」という、スケジュールそのものの話をまとめていきます。

📅 いつ入れ替わる? 今後の日程と「発表→反映」の3週間

MSCIは定期見直しのたびに、次の8回分の日程を公表しています。2026年8月12日に公表された日程表から、直近の分を抜き出すとこうなります。

見直し 発表日 反映日
2026年11月 11月11日 12月1日
2027年2月 2月9日 3月1日
2027年5月 5月10日 5月28日
2027年8月 8月12日 9月1日

ここでポイントになるのが、発表日と反映日が別の日だということです。

たとえば直近の11月の見直しは、11月11日に「こういう銘柄を入れます/外します」と発表され、実際に指数へ反映されるのは12月1日。あいだに約3週間あります。この期間があるおかげで、指数に連動する運用会社は落ち着いて売買の準備ができる、という仕組みですね。

つまり私たち投資家目線でいうと、「発表された日にいきなり中身がガラッと変わる」わけではないんです。発表→少し時間を置いて反映、という順番になっています。

なお、MSCIは「毎回の定期見直しで次の8回分の日程を提供する。ただし日程を変更する権利は留保する」としています。日付は最終的には公式の発表を確認するのが確実です。

🔄 「11月がいちばん大きい回」は、もう古い説明です

ここが今回のいちばん大事なところです。

ネットでオルカンの指数見直しを調べると、「2月・8月は簡易な見直し、5月・11月は大きな見直し」という説明が、今でもたくさん出てきます。

これは間違いというより、昔の話なんです。

実際、かつては次のような区別がありました。

  • 2月・8月=簡易な見直し
  • 5月・11月=包括的な(大きな)見直し

ところがMSCIは2021年6月28日に「4回すべてを包括的な見直しに統一する」と発表し、2023年2月の見直しから実際に適用しました(出典:MSCI「Q&A: Quarterly Comprehensive Index Review Implementation Details」2022年10月)。

移行後は、それまで5月・11月だけに使っていた包括的なやり方を、年4回すべてで使う形になっています。MSCIの現在の説明も「指数の投資対象ユニバース全体を毎回のリバランスで見直す」となっていて、回による区別はありません。プレスリリースのファイル名も、5月・11月分を含めてすべて四半期見直しの名称で統一されています。

そして、移行の目的がおもしろいところで。公式のQ&Aには、こういう趣旨がはっきり書かれています。

「5月と11月の包括的な見直しの規模を小さくし、入れ替えとターンオーバー(売買の量)を4回により均等に広げること」

つまり、11月を小さくして4回にならすのが、そもそもの狙いだったんですね。「11月が年でいちばん大きい」という説明は、まさにMSCIが変えようとしたポイントそのものだったわけです😅

📊 数字で確かめてみる(11月は、むしろ少ないほう)

「均等になった」と言われても、やっぱり数字で見たいですよね。MSCIの各プレスリリースから、MSCI ACWI指数の追加・除外の銘柄数を並べてみます。合計は追加と除外を足した数です。

見直し 追加 除外 合計 反映(終値ベース)
2025年11月 69銘柄 64銘柄 133銘柄 2025年11月24日
2026年2月 63銘柄 61銘柄 124銘柄 2026年2月27日
2026年5月 49銘柄 101銘柄 150銘柄 2026年5月29日
2026年8月 55銘柄 92銘柄 147銘柄 2026年8月31日

いかがでしょう。かつて「大きい回」とされていた2025年11月が合計133銘柄で、4回の中ではむしろ少ないほうです。いちばん多いのは2026年5月の150銘柄、次が8月の147銘柄。

「11月が特別に大きい」は、制度の上でも、実際の数字の上でも、もう成り立っていないということですね。

MSCIの年4回の見直しで入れ替わった銘柄数の比較
かつて「大きい回」とされた2025年11月が、4回でいちばん少なくなっています

ちなみにこの4回はあくまで「定期」の見直しです。上場したばかりの会社などは、定期の見直しを待たずに組み入れられることもあります。そのあたりは以前、別の記事でも取り上げました。

🐈 じゃあ、私たちは何をすればいい?(答え:何もしない)

ここまで読んで「で、11月11日に何かしたほうがいいの?」と思われた方もいるかもしれません。

私の答えは、はっきりしています。何もしません。積み立てを継続。それ一択です。

正直に告白すると、私は8月31日の入れ替えをまったく意識していませんでした。気づいたのは後から調べたときです。それでも積み立ては淡々と続いていて、中身は世界の時価総額の変化に合わせて自動で組み替えられていました。

この事実を知ったときの感想が、これです。

「ありがとうって感じ。いい感じにリバランスやってくれる。これこそがほったらかしにできるいい部分!」

自分で85社ほどの日本株を調べて、暴落のときだけ買っている私からすると、この「勝手に整えてくれる」感覚は本当にありがたいんです。個別株は決算も業績も自分で追いかける必要がありますが、オルカンは指数をつくる会社が年4回、世界中の銘柄を点検してくれている。私がやることは、積立設定を止めないことだけ。

窓辺で香箱座りをして、じっと外を眺めているもなかを横目に、ココアが撫でてほしくて足元にちょこちょこ寄ってくる。そんなのんびりした夕方に、世界2,000社以上の見直しは勝手に進んでいるわけです。ありがたい話ですね🐈✨

ちなみに「入れ替えがあると損するのでは?」と不安になる必要もないと思っています。指数の見直しは、世界の株式市場の姿を反映させるためのメンテナンスです。怖いイベントではありません。

🔍 オルカンの中身は、どこで見られる?

中身(組入銘柄)」については、目論見書に載っています。

📄 交付目論見書(2026年7月25日付)に載っていたこと

  • 「主要な資産の状況」として組入上位銘柄(NVIDIA 5.1%/APPLE 4.0%/MICROSOFT 3.0%/AMAZON.COM 2.6%)
  • 組入上位通貨(アメリカドル64.1%など)

ただし、組入銘柄数(全部で何銘柄か)の記載はなし。対象インデックスの国・地域別構成比率は2026年3月末現在と、やや古い情報でした。

📊 月報(月次レポート)は毎月更新

中身を追いかけたいなら、毎月更新される月報のほうが新しいです。2026年8月末時点の月報には、こんな情報が載っていました。

  • 組入銘柄数 2,409銘柄(これは月報だけ)
  • 組入上位10ヵ国・地域:アメリカ62.8%/日本5.0%/台湾3.2%/イギリス3.1%/カナダ3.0%
  • 組入上位業種:情報技術30.5%/金融16.6%

まとめると、「目論見書にも中身は載っているが、追いかけるなら毎月出る月報のほうが新しい」が正確な答え。そして「見直しの頻度(年4回)」は目論見書には書かれていない——組入銘柄は載っている/見直しの頻度は載っていない、という切り分けです。ここは混同しないようにしたいところですね。

✅ まとめ|情報は、更新しないと古くなる

  • オルカンが連動する指数の見直しは年4回(2月・5月・8月・11月)
  • 次回は11月11日に発表、12月1日に反映。発表から反映まで約3週間
  • 2023年2月から4回すべてが同じ包括的な見直しに。狙いは「11月を小さくして4回にならすこと」
  • 数字でも2025年11月は133銘柄で少ないほう、最多は2026年5月の150銘柄
  • 私たちがやることは何もしない=積立を続けるだけ
  • 中身を追うなら毎月更新の月報が便利

今回いちばん学びになったのは、「11月が大きい」という説明が2023年より前の古い前提だったこと。以前書いた「自分に当てはまらない数字を根拠にしていた」という話と、構造がまったく同じでした。前提が変わったのに、説明だけがネットに残り続けているんですね。

だからこそ、こう思います。

「更新しないと、ネタはどんどん古くなってくよね。更新していくのは大事だね」

投資のやり方はほったらかしでいい。でも、情報のほうは、ときどき自分でアップデートする。この組み合わせがちょうどいいのかなと思っています😊

なお、本記事の日程・銘柄数はMSCIおよび運用会社の公表資料をもとにしていますが、最新の仕様は公式サイトでご確認ください

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SBI証券 のNISA紹介ページはこちらから確認できます。私は月報も交付目論見書も、ここの商品ページから開いています。

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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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