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🔄 S&P500の中身が入れ替わりました|入れ替え銘柄を見て思うこと

資産運用
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こんにちは、やんともです😊

先日の朝、もなか(我が家の三毛のスコティッシュフォールド)が急にスイッチが入ったように走り出して、リビングから廊下まで一気に駆け抜けていきました。いわゆる「猫の運動会」です🐈 その横で、ココア(灰色のネザーランドドワーフ)はラグを前足でせっせと掘るしぐさをしていて、我が家の朝はだいたいこんな感じでにぎやかに始まります。

そんなのんびりした朝に、ふとニュースで見かけたのが「S&P500の銘柄が入れ替わる」という話でした。

この記事では、2026年9月の入れ替えで何が入って何が出たのか、そして「S&P500に採用された=これから上がる」ではないという話を、小学生でもわかるくらいやさしく書いていきます。オルカンやS&P500を積み立てている方が、ニュースを見て「これ、私に関係あるの?」と思ったときに読んでもらえたらうれしいです✨

😅 正直に言うと、私はこういうニュースを見ていません

最初に白状しておきます。私はふだん、S&P500の入れ替えニュースを見ていません。

理由はシンプルで、見ても私がやることが何も変わらないからです。新NISAではSBI証券で「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」を淡々と積み立てているだけなので、指数の中身が入れ替わっても、私の作業はゼロなんですよね。

でも今回、たまたま中身を見てみたら、ひとつだけ驚くことがありました。

S&P500に入ったばかりの会社が、1年ちょっとで外れていたのです。

この記事でわかることは、次の3つです。

  • ①2026年9月の入れ替えで、何が入って何が出たのか
  • ②「S&P500に採用された」は株価が上がる約束ではない、という話
  • ③そもそもS&P500は、どうやって銘柄を選んでいるのか

🔄 何が入って、何が出たのか

S&P Dow Jones Indicesが2026年9月4日に発表した内容によると、入れ替えが実施されるのは2026年9月21日(月)の取引開始前です。

区分 会社名(ティッカー) どんな会社か
入る Bloom Energy(BE・資本財) 燃料電池。電気を自前でつくる装置の会社
入る Everpure(P・情報技術) 旧Pure Storage。データの保管・管理
入る Illumina(ILMN・ヘルスケア) 遺伝子解析(DNAを読む装置)の大手
出る Molson Coors Beverage(TAP・生活必需品) ビール大手
出る The Trade Desk(TTD・通信サービス) デジタル広告のプラットフォーム
出る Builders FirstSource(BLDR・資本財) 米国の建材・住宅資材

ひとつだけ補足を。Everpureは浄水器の会社ではありません。 同じ名前の浄水器ブランドがあるので混同されがちなのですが、こちらは旧Pure Storageで、データの保管・管理を手がける情報技術セクターの会社です。2026年4月17日にティッカーをPSTGからPに変更しています。

その前に:MidCap 400・SmallCap 600ってなに?

この先で「S&P MidCap 400」「S&P SmallCap 600」という名前が出てくるので、先に説明させてください。ニュースを見ていて私も最初は「急に知らない名前が出てきたな」と思いました😅

アメリカの株は、会社の大きさ(時価総額)で3つの指数に分けられています。

  • S&P 500(500社)=大きい会社。時価総額が227億ドル以上(日本円でざっくり3兆円以上)
  • S&P MidCap 400(400社)=中くらいの会社。80億〜227億ドル
  • S&P SmallCap 600(600社)=小さめの会社。12億〜80億ドル
S&P500・S&P MidCap 400・S&P SmallCap 600の時価総額のレンジを横棒で並べた図。S&P500は227億ドル以上、MidCap 400は80億〜227億ドル、SmallCap 600は12億〜80億ドル
アメリカの株は、大きさで3つの指数に分かれています

3つを合わせて「S&P Composite 1500」と呼びます(500+400+600で1,500社)。学年で言えば、S&P500が上級生、MidCapが中級生、SmallCapが下級生のようなイメージです。会社が大きくなれば上に上がり、小さくなれば下に落ちます。

この金額の目安は四半期ごとに見直されます(直近では2025年7月1日に、S&P500の下限が205億ドルから227億ドルへ引き上げられました)。市場全体が大きくなれば、入るためのハードルも上がっていくわけですね。

なお、オルカンやS&P500の投資信託を積み立てている方が気にする必要はありません。ここでは「S&P500の下に、もう2つの指数がある」とだけ分かれば十分です。

そして、地味ですがけっこう大事なポイントがあります。

  • EverpureとIlluminaは、ひとつ下の「S&P MidCap 400」からの昇格
  • 出ていく3社は、MidCap 400を飛び越えて、いちばん下の「S&P SmallCap 600」へ
S&P500の500社を四角で並べた図。新しく入る3社を緑、外れる3社を赤、変わらない494社を灰色で示している
S&P500の500社のうち、今回動いたのは6社だけです

四角ひとつが1社です。緑が新しく入る3社、赤が外れる3社。残りの494社はそのままなので、動くのは全体の約1.2%にすぎません。※S&P Dow Jones Indices の2026年9月4日発表をもとに作成。

図のとおり、上がってくる会社は「1段上がる」動きなのに対し、出ていく会社は「2段下がる」動きになっています。つまり、それだけ会社の規模(時価総額)が小さくなってしまった、ということなんですね。

⏳ S&P500に入った会社が、1年2か月で外れました

ここからが、私がいちばん驚いた話です。

今回S&P500から外れるThe Trade Deskは、2025年7月14日にS&P500入りが発表されたばかりの会社でした(ANSYSと交代・7月18日実施)。発表を受けて株価は11.5%上昇。当時は「S&P500入り」というニュースが好意的に受け止められたわけです。

ところが、その後の株価はこうなりました。

  • 2025年7月15日の終値:80.40ドル
  • 2026年9月4日の終値:14.43ドル
  • 約82%の下落
The Trade Deskの株価が80.40ドルから14.43ドルへ約82%下落したことを、100万円が18万円になった形で示した棒グラフ
「S&P500に採用」は、株価が上がる約束ではありません

S&P500入りが発表された直後に100万円ぶん買っていたら、いまは約18万円という計算になります。「採用されました」というニュースは、株価が上がる約束ではありません。※The Trade Desk の終値(2025年7月15日80.40ドル→2026年9月4日14.43ドル)から計算。為替は考えていません。

図は、採用直後に100万円分を買っていたら、というイメージです。仮に80.40ドルのときに100万円分を持っていたとすると、2026年9月4日時点では18万円ほどの評価額になっていた計算になります(為替は考慮していません)。S&P500に入ってから、わずか1年2か月で外れたことになります。

2026年の上半期だけで−52%。背景には、売上の伸びの鈍化、経営陣の交代、大手取引先との対立(6月に和解)などがあったと報じられています。

そして、これは静かに書いておきたいのですが、同社は従業員の約15%を減らす再編を発表していて、除外が決まった9月4日と同じ日に、約575人が正式に退社しています。

株価の下落率は数字で片づけられてしまいがちですが、その数字の裏には人の生活があります。私はこの会社を笑いものにするつもりはまったくありません。ただ、ここから受け取れる教訓はひとつあります。

「S&P500に採用されました」というニュースは、株価が上がる約束ではない。

私自身、株を始めたてのころは値動きに振り回されて狼狽売りをした失敗があります。当時の私だったら「S&P500入り」という見出しを見て、思わず飛びついていたかもしれません。今のスタイルに落ち着いたのは、そういう失敗を重ねたからです😌

🙌 それでも、私たちがやることはありません

ここまで読むと「S&P500、大丈夫?」と思うかもしれませんが、落ち着いて数を見てみましょう。

今回動いたのは、500社のうち6社。割合にすると約1.2%です。残りの494社はそのままです。

そして何より大事なのは、インデックスを持っていれば、外れる会社は自動で外れ、入る会社は自動で入るということ。私たちが決算書を読み込む必要も、売り注文を出す必要もありません。

正直、これが私にとってインデックス投資のいちばんの価値だと思っています。自分で分析することなく、勝手に入れ替えてくれる。 家族と過ごす時間や、猫の運動会を眺めている時間を削らずに済むわけです🐈

ちなみに私が積み立てているのはSBI証券です。とはいえ、入れ替えを自動でやってくれるのは証券会社ではなく投資信託そのものの仕組みなので、どこで買っても同じことが起きます。ここは安心してください😊

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同じことは、オルカンでも定期的に起きています。

オルカンの中身の入れ替えについて、詳しくはこちら👇
オルカンの中身が入れ替わりました|MSCI8月見直しの結果と、私たちがやること

🧐 そもそもS&P500って、どうやって選んでるの?

ここで、今回いちばん調べたかったことを。

「S&P500って、どうやって銘柄を選んでるんだっけ?」——これは、ほかでもない私自身の素朴な疑問でした。せっかくなので調べてみました。

主な条件(S&P Dow Jones Indices)

  • アメリカの企業であること
  • 時価総額が227億ドル以上(さきほどの3つの指数の話に出てきた金額です)
  • 浮動株を考えた時価総額が、上の下限の50%以上あること(投資可能ウェイト係数=IWFが0.10以上)
  • 直近4四半期の合計が黒字で、かつ直近の四半期も黒字であること
  • 十分に売買されていること(流動性)

そして、ここがおもしろいところなのですが、最後は「指数委員会」という人の集まりが決めます。 数字の条件をぜんぶ満たしていても、採用されないことがあります。委員会は利益の質や値動きの荒さなども見ているそうです。完全な機械的ルールではないんですね。

いちばん大事なポイント

この基準をながめていて、私が「なるほど」と思ったのはここです。

この条件は「アメリカ市場を代表させる」ためのものであって、「これから儲かる会社を選ぶ」ためのものではない。

時価総額が大きいこと、というのは、言いかえればすでに大きくなった会社を入れるということです。そして条件のどこを見ても、割安かどうかも、配当が多いかどうかも、一切入っていません。

だから、The Trade Deskのような会社も混ざります。でもそれは指数の失敗ではなくて、指数が仕事どおりに動いた結果なんですよね。S&P500は「良い会社ランキング」ではなく、アメリカ市場の縮図なのですから。

インデックスそのものの仕組みについては、詳しくはこちら👇
そもそもインデックスって何?投資初心者にやさしく解説します

日本株を自分で選んでいる私から見ると

私は新NISAではオルカン一本ですが、それとは別に、長期で成長している日本の優良企業を自分で調べて、暴落したときにだけ買う、というやり方もしています。

じゃあS&P500の入れ替えは、その銘柄選びの参考になるのか? 調べる前は「たぶん参考にならないよね」と思っていたのですが、結論として、その直感は正しかったです。

  • 私のやり方:業績と財務を自分で調べて、株価が安くなったときに買う
  • S&P500:もう大きくなった会社を、市場の縮図として並べる

選び方の目的がまったく違います。 だから、S&P500の入れ替えを自分の銘柄選びの材料にすることはできません。逆に言えば、インデックスに求める役割と、個別株に求める役割は別物だ、ということでもあります。

ちなみに「じゃあ、その日本株はどうやって選んでいるの?」。買う前に必ず見ている数字は、ブログとは別に note にまとめました。詳しくはこちら👇
利回りだけで選んで大失敗。85社の高配当株に投資する私が、買う前に必ず見る12の数字

さらに、私の「合格ライン」の具体的な数字と、実際に保有している7銘柄の中身まで踏み込んだ記事もあります👇
【全手順公開】高配当株85社をどう選んだか|12の数字の「合格ライン」と、私が今持っている7銘柄の中身(note・有料記事)

ただし念のため書いておくと、これは私の記録であって、初心者の方に真似をおすすめするものではありません。1社ずつ調べるのは、正直かなり手間がかかります。この記事で見てきたとおりインデックスなら入れ替えも自動でやってくれるわけですから、主役はあくまでオルカンやS&P500でいいと思っています😊

オルカンとS&P500の中身の違いについては、詳しくはこちら👇
オルカンとS&P500って何?円グラフで中身を見ながら初心者向けに解説

👟 おまけ:ナイキが「アメリカのトップ100」から外れました

同じ2026年9月4日の発表で、S&P100(S&P500の中の上位100社を集めた指数)も入れ替わりました。

  • 外れた:NIKE、Colgate-Palmolive、Honeywell Aerospace、Simon Property Group
  • 入った:Dell Technologies、Palo Alto Networks、Arista Networks、SanDisk

ここは誤解されやすいので、はっきり書いておきます。外れた4社は、S&P500には残ります。 外れたのはあくまで「上位100社」という枠からで、S&P500から消えたわけではありません。ニュースの見出しだけ見ると「ナイキが除外」と読めてしまうので、要注意です⚠️

ちなみに、今回の発表で私が名前を知っていたのは、正直ナイキくらいでした😅 S&P500の入れ替え3社も、S&P100に入った4社も、日本で暮らしていると馴染みが薄い会社が多いです。それでも、そういう会社たちがアメリカ市場を動かしている、というのが実際のところなんですよね。

なお、S&P100に新しく入った4社は全部が情報技術セクターでした。時代の空気が出ていて、そこはちょっとおもしろいなと思いました。

📝 まとめ

  • 2026年9月21日に、S&P500の3社が入れ替わる。動くのは500社中6社(約1.2%)
  • 「S&P500に採用」は、株価が上がる約束ではない。入ってから1年2か月で外れた会社がある
  • S&P500は「良い会社ランキング」ではなく「アメリカ市場の縮図」。だから当たり外れも混ざる
  • だからこそ、1社ずつ調べなくていい。外れる会社は自動で外れ、入る会社は自動で入る

私たちがやることは、これまでどおり積立を続けるだけです。むしろ、こういうニュースを見て慌てて売り買いをしてしまうことのほうが、長期の資産形成にとっては痛手になりやすいと感じています。

長期のインデックス投資が「負けにくい」と言われるのは、①世界経済が長期で成長してきたこと、②複利効果が働くこと、③市場全体に分散されて個別企業の不調の影響が薄まること、④長く続けることで短期の値動きが均されること、この4つが重なるからです。今回のThe Trade Deskの話は、まさに③の「1社がこけても指数全体は続いていく」という部分をわかりやすく見せてくれた例だと思います。

ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、将来の投資成果を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクが常に伴います。

そして忘れてはいけない順番も、いつもどおりです。家計管理 → 生活防衛資金の確保 → 余った資金で投資。 ニュースより先に、まずは固定費の見直しのほうが効きます😊

出典

  • 入れ替えの内容:S&P Dow Jones Indices プレスリリース(2026年9月4日)
  • The Trade Deskの株価:各社報道(2025年7月・2026年9月)
  • 採用基準:S&P Dow Jones Indices の指数算出方法(Index Methodology)

時価総額の下限などの基準は四半期ごとに見直されます。最新の仕様は公式サイトでご確認ください。
S&P Dow Jones Indices 公式サイト

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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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