「2022年に一般NISAで買った分って、いつまで非課税なんだっけ?」と調べている方へ、先に答えをお伝えします⏳
2022年に一般NISAで買った分は、2026年末で非課税期間が終わります。新NISAへの「ロールオーバー(移し替え)」はできません。
何もしないと、年末の値段で特定口座へ自動で移ります。それまでの利益は非課税のままです。ただし、値下がりしたまま移ると、買った値段以下で売っても税金がかかることがあります。
こんにちは、やんともです🐈 年末に慌てないように、今のうちに自分の旧NISAの中身を一緒に確かめておきましょう。この記事で分かることは次の4つです。
- 2022年分の非課税期間がいつ終わるか
- 何もしないとどうなるか(特定口座への移り方)
- 値下がりしたまま移るときの落とし穴
- 3つの選び方と、我が家が選んだ方法
⏳ 2022年に買った分は、2026年末で非課税期間が終わります
まず言葉の整理からです。「一般NISA」は、2014〜2023年にあった旧NISAのひとつで、そこで出た利益に税金がかからない制度でした。
この「税金がかからない期間」を「非課税期間」といいます。一般NISAの非課税期間は買った年から数えて5年間です。
SBI証券のFAQでは、取得年が2021年なら「2025年までNISA預かり、2026年に課税口座へ払い出し」という例が出ています。これを1年ずらして当てはめると、2022年に買った分は2026年までNISA、2027年に課税口座へ移ることになります。「課税口座」とは、利益に税金がかかるふつうの口座のことです。
ちなみに「旧つみたてNISA」は非課税期間が20年あり、SBI証券の例では2021年分は2040年まで。今回の話は、一般NISAで買った分だけのことです。
もうひとつ大事なのが「ロールオーバー」。
非課税期間が終わる商品を、次の非課税枠にそのまま移して延長することをいいます。SBI証券のFAQによると、2024年以降(2019年以降の買付け分)は新NISAへのロールオーバーはできません。
🔁 「ロールオーバー」を図で見ると
イメージとしては、満期が来た定期預金を、引き出さずに次の定期へ預け替えるようなものです。売らずに、翌年の新しい非課税枠へそのまま移すのがポイントです。
以前の一般NISAでは、これができました。SBI証券のFAQにも「2023年まで(2018年までのお買付け)はNISAへのロールオーバーが可能でした」とあります。たとえば2018年に買った分は、5年目の2022年が終わると、2023年の一般NISAの枠へ移して非課税を続けられました。
ところが、2019年以降に買った分は、新NISAへロールオーバーできません。2022年に買った分は、2026年末で非課税期間が終わると、年末の値段で特定口座へ移ります。

ただし、年内に売って新NISAで買い直せば、ロールオーバーに近い形にできます。このあとの「選び方は3つ」の③で説明しますね。
なお、旧NISAで持っている分は、新NISAの1,800万円とは別枠です(金融庁)。旧NISAに残していても、新NISAの枠が減るわけではありません。
📦 何もしないと、年末の値段で特定口座へ移ります
非課税期間が終わっても、何もしなければ勝手に売られるわけではありません。売らなかった分は、課税口座へ「払い出し」されます。
移り先は、特定口座がある人は「特定預り」、ない人は「一般預り」です。「特定口座」は、証券会社が1年間の損益を計算してくれる課税口座のことです。
ここでポイントになるのが「取得価額(取得単価)」。税金を計算するときの「買った値段」のことです。SBI証券のFAQによると、移る分の取得単価は「年末最終営業日の終値で再評価」されます。
つまり、損益の扱いはこう分かれます。
- 購入当時の価額から、年内最終取引日の時価(終値等)までの損益 → 非課税
- 移したあとの損益 → 年末の値段を新しい「買った値段」として計算
年末までに増えた分に、あとから税金がかかることはありません。ここは安心してよいところです😊
⚠️ 値下がりしたまま移ると、買った値段以下で売っても税金がかかることも
一方で、注意したいのは値下がりしているときです。SBI証券のFAQには、こう書かれています。
「NISA預りで値下がりしていた銘柄を課税口座へ移管した場合、移管時の価格が課税口座での新しい取得価格となることから、移管後にNISA預りで買付した時の価格以下で売却したとしても課税されることがあります」
たとえで考えてみます💡
- 10万円で買った株が、年末に8万円に値下がり
- 翌年に特定口座に移った時の「買った値段」は8万円になる
- 8万円で特定口座に移ったあと10万円まで戻ったところで売る
自分の感覚では「買った値段と同じだから損も得もない」ですよね。でも税金の計算上は、8万円で買って10万円で売ったことになります。その結果、2万円が利益として扱われ、税金は約4,000円(20.315%)かかります。
つまり、NISAの中で値下がりした分は、移った時点でリセットされてしまう、というのがこの落とし穴の核心です。

📈 2022年に積み立てた人は、いまどうなっている?
では、2022年に積み立てていた場合、いまどうなっているのでしょうか。三菱UFJアセットマネジメントの基準価額データをもとに、当ブログで計算してみました📊
条件は、2022年の毎月、最初の営業日の基準価額で1万円ずつ(計12万円)、eMAXIS Slimのオルカン・S&P500を買ったと仮定したものです(手数料・税金は考えていません)。
2022年末は、どちらも元本割れでした(オルカン約11.6万円・S&P500約11.5万円)。それが2026年10月21日には、オルカン約27.4万円・S&P500約28.6万円になっています。

この例では、いまは大きな含み益です。このまま年末に特定口座へ移っても、年末までの利益は非課税のままです。
ただ、もし非課税期間の終わりが2022年末のような下げの時期だったら、元本割れのまま移ることになっていました。有利か不利かは、終わる日の値段しだいなんですね。
この先の値動きは誰にも分かりません。これはあくまで過去の一例であり、将来の投資成果を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクが常に伴います。なお、グラフの「eMAXIS Slim」は例として選んだもので、特定の商品をおすすめする意図はありません。
🔀 選び方は3つ
非課税期間が終わる分の扱い方は、大きく3つです。どれが正解というより、ご自身の状況で選ぶものです。
① 年内に売る
年内に売れば、利益は非課税のまま受け取れます。
気をつけたいのは、「約定(やくじょう=売買が成立すること)」だけでなく、「受渡(うけわたし=お金と商品の決済が終わること)」まで年内に終わっている必要がある点です。
SBI証券の2025年の案内では「2021年分のNISA枠で保有している銘柄を売却する場合は、2025年内に約定・受渡を完了させる必要があります」とされていました。
- 国内株:約定から2営業日後が受渡。2026年は12月28日(月)の約定までが年内受渡
- 投資信託:商品ごとに受渡日が違う(オルカンは申込の日から数えて6営業日目)
投資信託の受渡日と年内の締切について、詳しくはこちら👇
🗓 NISAの今年の枠はいつまで?オルカンは12月30日まで買えません
国内株の12月28日の締切について、詳しくはこちら👇
💸 損出しっていつまで?2026年は12月28日まで|配当の税金も減らせます
② そのまま特定口座へ移す
何もしなければ、こちらになります。手続きはいらず、年末までの利益は非課税です。
ただし、移ったあとの値上がりには税金がかかります。また、値下がりしたまま移ると、先ほどの落とし穴に当たることがあります。
③ 年内に売って、新NISAの成長投資枠で買い直す
「成長投資枠」は新NISAの枠のひとつで、つみたて投資枠より幅広い商品を買える枠です。
日本証券業協会のQ&A(Q17)では、「非課税保有期間が終わる前に売却し、同一銘柄を成長投資枠で買い戻すことで、実質的に非課税保有期間の延長(ロールオーバー)に近い効果を得られる可能性があります」と説明されています。
ただし、注意点もあります⚠️
- 買い戻した分だけ、成長投資枠の年間投資枠(年240万円)を使う
- 売買に手数料がかかる場合がある
- 監理銘柄・整理銘柄、信託期間20年未満・毎月分配型の投資信託などは成長投資枠に入れられない
- つみたて投資枠には、積立契約にもとづく買付けしか入れられない
成長投資枠の使い方について、詳しくはこちら👇
📊 新NISAの成長投資枠って何に使う?オルカンで十分という考え方
🔍 自分の旧NISAの中身を確かめる方法
まずは、2022年に買った分がどれだけ残っていて、いま値上がりしているかを見てみましょう。
SBI証券なら、WEBサイトの「口座管理>口座(NISA)>旧NISA口座管理>旧NISA/旧つみたてNISA保有証券(前日基準)」で確認できます。
投資信託を売る場合は、注文画面で「口数売却」を選び、非課税期間が終わる口数を入れれば、その分だけ売れます。売るときは取得年の古い預りから売られる仕組みです。
2023年に買った分なども一緒に残っている方は、口数を確かめてから注文すると安心です🔍
🙋 我が家は今年の春に、新NISAのオルカンへ移しました
最後に我が家の例です🏠 私が一般NISAで積み立てていたのは2022年からS&P500を積み立てていました。
そこで、「一般NISAは5年だから、そのうち特定口座に移る。ちょうどいい機会」と思い、全てオルカンに移し替えました。
売ったのは今年(2026年)の春ごろです。旧NISAの分を売って、オルカンを新NISAで買い直しました。同じ銘柄の買い直しではなく、S&P500からオルカンへの移し替えなので、選び方③の形に近いですね。
私の考えはこうです。
新NISAの枠を上限まで埋められない(空きがある)なら、徐々に新NISAに移すのもありかな。そのまま特定口座で運用するのもいいけど、利益分に税金がかかるから空きがあるなら移すのもあり、と思っています。
新NISAの中で売ったときに枠がいつ戻るかについて、詳しくはこちら👇
🔄 NISAを年末に売ると枠はいつ戻る?|今年売る分は気にしなくて大丈夫
この記事を書いている横では、もなかが大きく背伸びをして大あくび🐈 ココアは耳をぴんと立てて、音のするほうを見ています🐇 非課税期間の締切が近づいても、我が家の時間はいつもどおりゆっくり流れています。慌てず、できることから整えていけば、それで十分なのだと思います。

我が家は今もSBI証券で、新NISAのつみたて投資枠も成長投資枠もオルカンです💰
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▶ 私が新NISAの積立に使っているのは SBI証券 です。NISA口座の紹介ページはこちらから確認できます。
❓ 一般NISAの非課税期間のよくある質問
Q. 一般NISAの分は、新NISAにそのまま移せますか?
移せません。新NISAへのロールオーバーはできません。年内に売って、新NISAで買い直すことはできます。
Q. 何もしないと売られてしまうのですか?
売られません。特定口座(ない人は一般口座)へ移るだけです。
Q. 特定口座に移ったら、それまでの利益に税金がかかりますか?
かかりません。年末までの利益は非課税です。移ったあとの値上がりに税金がかかります。
Q. 旧つみたてNISAも今年で終わりますか?
終わりません。旧つみたてNISAの非課税期間は20年なので、まだ先です。
Q. 年内に売るなら、いつまでに注文すればいいですか?
受渡が年内に終わる日までです。国内株は12月28日(月)の約定までが目安です。投資信託は商品ごとに違うので、SBI証券の2026年版の年末スケジュールで確認してください。
📝 まとめ
- 2022年に一般NISAで買った分は、2026年末で非課税期間が終わる
- 新NISAへのロールオーバーはできない(旧NISA分は新NISAの1,800万円とは別枠)
- 何もしないと、年末の値段で特定口座へ移る。年末までの利益は非課税のまま
- 値下がりしたまま移ると、買った値段以下で売っても税金がかかることがある
- 選び方は3つ(①年内に売る ②そのまま移す ③年内に売って新NISAで買い直す)。売るなら受渡が年内に終わるように
年末に慌てないように、まずは自分の旧NISAの中身を一度のぞいてみてくださいね✨
📚 参考にした資料
- SBI証券「【旧NISA】非課税期間が満了した後の取得単価および損益について教えてください」
- SBI証券「非課税期間満了後、NISA口座から課税口座に移管する場合に注意すべきことはありますか?」
- SBI証券「非課税期間を経過した時に保有しているNISA預りの株式や投資信託はどのようになるのか教えてください」
- SBI証券「旧NISA預りの投資信託で非課税期間が終了する数量のみを売却する方法を教えてください」
- 日本証券業協会「2024年以降のNISAに関するQ&A」(2026年9月改定)
- 金融庁「NISAを知る」
最新の仕様は公式サイトでご確認ください。
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- 📊 新NISAの成長投資枠って何に使う?オルカンで十分という考え方
- 🌍 オルカンの「売り時」っていつ?相場ではなく「目的」決めます
手続きや年末の締切は、証券会社や商品によって異なります。売る前に、利用している証券会社の案内と注文画面の受渡日を確認してください。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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