こんにちは、やんともです🐈 先日、日銀が金利を上げました。前に書いた記事(利上げでなぜ株が下がる?)では「金利が上がると株は下がりやすい」とお伝えしたばかり。なのに、今回の利上げの週、日経平均は大きく上がったんです。
「あれ?やんとも、話がちがうじゃない!」と思った方もいるかもしれません。今日は、この一見ふしぎな現象を、小学生にもわかるくらいやさしく解きほぐしていきますね✨
🗾 まず事実の確認:2026年6月、日銀が利上げ
2026年6月15・16日に開かれた日銀の金融政策決定会合で、政策金利を「0.75%→1.00%」に引き上げることが決まりました(+0.25%の追加利上げ、賛成7・反対1)。
この1.0%という水準は、なんと1995年以来、約「31年ぶり」の高さ。前回の利上げは2025年12月でしたので、半年ぶりのステップアップですね。
普通に考えると「金利が上がると株は下がる」――これが教科書の理屈です。ところが、利上げが決まった週(6月15〜19日)の日経平均は、1週間でおよそ「7.9%」(約5,230円)も上昇して、約7万1,250円まで届きました。
「利上げしたのに、株が上がる」。このナゾを、今日はゆっくり解いていきます🌸
📚 まず復習:教科書では「利上げ→株安」のはずだった
前の記事(利上げでなぜ株が下がる?小学生にもわかるやさしい解説)で書いた内容を、かんたんにおさらいしますね。
- 金利が上がると、会社が銀行から借りているお金の「利息」も増える → 会社のもうけが減りやすい
- 預金や債券でもそれなりに利息がもらえるなら、わざわざリスクのある株を持たなくてもいいかな…と考える人が出る
- 将来のもうけを「今のお金に直した価値」が、金利が高いほど目減りする(むずかしい話なので「そういうものなんだ」でOK)
こういう理由で、教科書では「利上げ=株安」と説明されます。じゃあ、なんで今回は逆に上がったのでしょう?
🔎 今回株が上がった3つの理由(やさしく)
① 利上げは「みんな知ってた」=織り込み済み
いちばん大事なポイントです。株価は、「これから起きそうなこと」を先に値段に織り込んで動く性質があります。
今回の利上げは、事前に市場の専門家のおよそ「9割」が「上げるだろう」と予想していました。つまり、「上がると分かっていたこと」が、その通りになっただけ。だから「ガッカリ売り」がほとんど出なかったんですね。
たとえるなら、遠足の前日に「明日は雨かもね」とさんざん言われていたら、当日ほんとうに雨でもそんなに驚かない――そんなイメージです☔ サプライズ(不意打ち)ではないニュースは、株価をあまり動かさない、というのが大事なポイント。
② ほかに「うれしいニュース」が重なった
ちょうど同じころ、アメリカのトランプ大統領が「イランとの戦闘終結で合意した」と発信し、中東での戦争への不安(むずかしい言葉で「地政学リスク」と言います)が大きくやわらぎました。
戦争への不安は、株価の重し(=売られやすくなる原因)になります。それが軽くなったので、「これなら安心して買えるかな」と買いが入りました。利上げのマイナスより、こっちの安心感のプラスが上回った、というわけです。
③ もともと株を押し上げる力が強かった
さらに、こんな追い風がもともと吹いていました。
- AI・半導体関連の会社の好決算が続いていた
- 円安(1ドル150円前後)で、輸出企業がもうかりやすい状況だった
- 海外の投資家が日本株を買い続けていた
株価は「金利」という一つの要素だけで決まるわけではありません。景気・企業のもうけ・世界情勢・為替・みんなの期待…たくさんの材料の「綱引き」で決まります。今回は、プラス材料の力がぐいっと勝った、ということなんですね💪
📊 グラフで見る:金利が上がっても、株も上がってきた
言葉で説明するより、図で見たほうがピンとくるかもしれません。ここ2年半くらいの「政策金利」と「日経平均」をざっくり並べてみます。

日銀の政策金利は2024年から段階的に上がってきました(オレンジ:政策金利/青:日経平均のおおよその水準)。それでも日経平均は約4万円から約7万円へ上昇。「利上げ=必ず株安」ではないことがわかります。※日経平均はおおよその水準で、日々は上下します。将来の相場を保証するものではありません。
金利は、段々と階段を上るように引き上げられてきました。でも同じ期間、日経平均もおおむね右肩上がりに伸びてきています。これだけ見ても、「利上げ=必ず株安」とは言えないことが感じ取れると思います。
※日経平均はおおよその水準で、日々は上下しています。将来の値動きを保証するものではありません。
💡 いちばん伝えたい本質
ここまで読んでいただいた方には、もうなんとなく見えてきたのではないでしょうか。
「利上げ=必ず株安」ではない、ということです。教科書の理屈は正しいのですが、それは数ある要因の「一つ」にすぎません。
現実の株価は、金利・景気・企業のもうけ・世界情勢・為替・みんなの期待…これらが混ざり合って動いています。だから「利上げ=売り」「利下げ=買い」と単純に反応して売り買いすると、かえって振り回されてしまうんですね😢
🏠 やんとも家の結論:それでも積立は止めません
今回の利上げのニュースが流れた夜、妻と話したのですが、「で、私たちはどうするの?」と聞かれて、即答で「いつも通り、なんにもしないよ」と答えました😊
我が家は新NISAでSBI証券から「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」を毎月コツコツ積み立てています。利上げが来ても、戦争のニュースが来ても、積立の設定はそのまま。理由はかんたんで、長期で続けていれば、こういう短期の上下は時間が吸収してくれるからです(複利と時間分散の効果ですね)。
実は私、株を始めたばかりのころは、ニュースに振り回されて狼狽売りをしてしまった失敗があります。「下がりそう」「上がりそう」と毎日そわそわして、結局タイミングは当てられず、損切りばかり…。今思い出しても胃が痛いです💦 そこから「自分はマーケットを当てられない」と素直に認めて、長期インデックスの積立に落ち着きました。
窓辺の日だまりでは、もなか(三毛のスコティッシュフォールド)がしっぽをゆらしてお昼寝中。足元のラグでは、ココア(灰色のネザーランドドワーフ)がモグモグとチモシーを食べています🐰 こういう何気ない時間を、株価のニュースで乱されたくないなぁ、というのが本音です。
子どもの将来のために積み立てているお金も、15年・20年と続けていくもの。1週間や1か月の値動きで判断を変えるより、「やめないこと」のほうがずっと大切だと、私は思っています。

📝 今日のまとめ
- 2026年6月、日銀が政策金利を0.75%→1.0%に利上げ(31年ぶりの高水準)
- でも日経平均は1週間で約7.9%上昇。教科書の「利上げ→株安」とは逆の動きに
- 理由は、(1)織り込み済み、(2)地政学リスクの後退、(3)もともとの追い風(AI・円安・海外マネー)
- 株価は金利だけで決まらない。たくさんの材料の綱引きで動く
- だから短期のニュースで売り買いするより、長期の積立をコツコツ続けるほうが、たぶんラク😊
ちなみに、最新の金融政策や相場については、日本銀行の公式サイトや各証券会社の公式情報でご確認くださいね。本記事の数字は、本記事執筆時点で確認できた情報をもとにしています。
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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。


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