こんにちは、やんともです🐈
3連休の前日、7月17日金曜日。日経平均が「歴代5位」の下げ幅(−2,694円)を記録し、週末の株ニュースはちょっとした騒ぎになりました。1週間で約4,400円(−6.4%)も下がったんですから、「え、私の資産大丈夫…?」と不安なまま連休に入った方も多いと思います。
でも、結論から言いますね。我が家の積立設定は、今週も1ミリも変えていません。
この記事は、「暴落NG行動」「指数のクセ」「夏枯れ相場」と続けてきた急落解説シリーズの、最新の実践編です。小学生でもわかるように、やさしく・正確に。土曜の朝、コーヒーでも飲みながら読んでもらえたらうれしいです☕
📊 今週、いったい何が起きたの?
まずは事実を淡々と。今週の日経平均(終値・前日比)を並べてみます。
| 日付 | 終値 | 前日比 | できごと |
|---|---|---|---|
| 7/13(月) | 67,242円 | −1,315円 | 韓国株急落・ホルムズ再封鎖宣言 |
| 7/14(火) | 67,743円 | +501円 | 朝安から切り返し |
| 7/15(水) | 68,751円 | +1,008円 | 米CPIが予想下回り安心感 |
| 7/16(木) | 66,835円 | −1,916円 | 中国メモリー企業IPOでメモリー株総崩れ |
| 7/17(金) | 64,141円 | −2,694円(−4.03%) | 一時4,000円超安・下げ幅は歴代5位 |
週のはじめは67,000円台、水曜には68,751円まで戻していたのに、木・金の2日間で一気に崩れました。特に金曜の−2,694円は、下げ幅として「歴代5位」。数字だけ見るとドキッとしますよね。

ジェットコースターだった今週の日経平均です。金曜は下げ幅として歴代5位の−2,694円。1週間トータルでは−4,417円(−6.4%)でした。※日本経済新聞など各種報道の終値をもとに筆者作成。過去の値動きであり、将来の相場を示すものではありません。
グラフにすると一目瞭然で、火・水の小さな緑(上げ)を、木・金の大きな赤(下げ)が丸ごと飲み込んでしまった1週間でした。
ただ、ここでひとつ落ち着きたいのが「歴代5位」という言葉です。センセーショナルに聞こえますが、裏を返せば、過去にはこれよりもっと大きな下げが何度もあって、そのたびに市場は時間をかけて回復してきた歴史があるということでもあります。「歴代5位」は「初めての未知の出来事」ではないんですね。
金曜の下げの主因は「AIへの疑念」
今回の引き金になったのは、米グーグルの親会社アルファベットの「最新AIモデルの開発遅れ」が伝わったこと。ここから「AIの成長って、みんな期待しすぎだったのでは?」という疑念が世界に連鎖しました。米AI株が売られ、その波が東京の東エレク・アドテスト・ソフトバンクグループといったAI・半導体株にも押し寄せた——という流れです(出典:日本経済新聞)。
なお、同じ週にキオクシアHDがストップ安・株価半値割れになりましたが、これは巨額賠償の報道による別の話。こういう「話題株」に慌てて飛び乗らないのは、以前「指数のクセ」の記事でも書いたとおりです。
🌾 なぜこんなに下げが大きくなったの?(夏枯れの答え合わせ)
AIへの疑念だけなら、ここまで大きくは下がらなかったかもしれません。日経新聞の解説によれば、今回は「夏枯れの連休を突く下げ、ヘッジ売りで増幅」だったといいます(出典:日本経済新聞)。
かみくだくと、こういうことです。
- 夏=市場参加者が少なく、取引がスカスカの「薄商い」になりやすい
- おまけに3連休前で、みんな早めに手じまいしたい
- そこへ「損したくない」人たちの先物売り(ヘッジ売り)が重なった
プールの水が少ないときほど、小石を1つ落としただけで波が大きく立つ。あれと同じで、取引が少ない時期は、同じニュースでも値動きが増幅されやすいんです。
実はこれ、私、2日前に公開したばかりの「夏枯れ相場」の記事で「薄商いの時期は下げが増幅されやすい」と書いたばかりでした。まさかこんなに早く現実になるとは…と正直びっくりしました😅 でも、知っていたおかげで「ああ、いま増幅装置が作動してるな」と冷静に見られたのも事実です。知識は、こういうときの心の防波堤になってくれます。
➡️ 8月の「夏枯れ相場」ってなに?お盆休みと株のフシギな関係
🔍 【やんともの定点観測】歴代5位の暴落の日、私の高配当株は「無風」でした
ここが今回いちばん伝えたいところです。
私は日本株の個別銘柄を長期でコツコツ持っていて(現在約85社)、暴落したときだけ買い増すスタイルです。だから今週も、保有株と前から狙っている銘柄の株価を、たまにチェックしていました。歴代5位の下げの日ですから、「もしかして買い増しチャンス?」と少し期待もしていたんです。
ところが結果は——「下がった」と言えるような株価でもなく、配当利回りもほとんど変化なし。買い増しのチャンスですらありませんでした。というわけで、特に何もせずスルー。またの機会を待つことにしました。
ここから見えてくるのが、今回の暴落の「正体」です。「日経平均の歴代5位の下げ」の中身は、AI・半導体という一部グループの局地戦だったということ。日経平均は、たった4銘柄で全体の3割超を占めてしまう「クセの強い指数」です。だから、その一角(AI・半導体)が売られると、指数だけが大げさに動いてしまうんですね。
➡️ 日経平均1,741円安はなぜ?半導体で揺れる「指数のクセ」
だからこそ覚えておいてほしいのが、この教訓です。
「日経平均が暴落」=「すべての株・すべての人の資産が暴落」ではない。
ニュースの見出しと、自分が実際に持っている資産は、いったん切り離して見る。これだけで、不安の大きさはずいぶん変わってきます。
🌍 オルカン積立勢はどうすればいい?
とはいえ、正直に言います。オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)は、今回ちゃんと下がります。
オルカンは米国比率が約6割で、上位にはAI関連の米大手もしっかり入っています。だから今回のようなAI株安の局面では、オルカンも影響を受けます。でもこれは、「世界の平均点を持つ」ことの、織り込み済みの揺れなんです。世界中に分散しているからこそ、一部のグループが崩れても丸ごと沈むわけではない。ここが個別株の局地戦とはまた違うところです。
私自身のスタンスは、冒頭にも書いたとおり積立設定は今週も1ミリも変えていない、です。今年3月の急落(高値から約−12%)のときも、そのまま淡々と積み立て続けて、その後の回復をちゃんと経験しました。
➡️ 【2026年上半期振り返り】急落2回でも日経平均+39%!我が家がやったこと
なぜ長期のインデックス積立が「負けにくい」と言われるのか。理由をやさしく整理すると、こんな感じです。
- 長期的な経済成長:世界経済は長い目で見ると成長してきた → 企業業績・株価も上昇傾向
- 複利効果:投資期間が長いほど、利益がさらに利益を生む
- リスクの分散:市場全体に広く投資するので、個別企業の不調の影響を抑えられる
- 時間分散:長く続けるほど短期の変動を吸収し、高値づかみのリスクも軽くなる
ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、将来の投資成果を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクが常に伴います。だからこそ、下がった日に慌てて売ってしまう「狼狽売り」だけは避けたい。急落の日にやってはいけないことは、こちらにまとめてあります。
➡️ ブラックマンデー再来?暴落が怖い日に初心者がやってはいけない3つのこと
🤔 で、これって「AIバブル」なの?(正直な結論:わからない)
ここまで読んで、「で、結局AIバブルは崩壊するの?」と気になっている方も多いと思います。
正直にお答えします。誰にもわかりません。
「AIバブル崩壊の始まりだ」という見方もあります。「むしろ行きすぎを冷ます良い調整だ」という見方もあります。どちらももっともらしく聞こえますが、どちらが当たるかは、本当に誰にもわからないんです。
私自身、上半期の+39%という上昇は「さすがに上がりすぎでは?」と感じていました。だから、調整はいつか来るものだと思っていたのは事実です。でも、それが「今回で終わり」なのか「まだ続く」のかは、予想しません。
なぜなら、予想で動くと痛い目にあうから。2024年8月5日の暴落のときも、私は「明日もっと下がるかも」と予想して買い逃した苦い経験があります。予想は、たいてい当たりません。予想せずに続けられる仕組み(=毎月の自動積立)こそが、私たち凡人の最強装備だと、私は思っています。
🏠 締め:3連休は、市場も私たちもお休み
ここで安心してほしいことを、ひとつ。月曜は海の日で、市場も3連休です。つまりこの3日間、株価は動きません。見に行っても、そこには何もありません。だから安心して、しっかり休みましょう😊

我が家も、いつも通りの休日を過ごす予定です。もなかは畳の上でごろんと転がって、大きく伸びをしていました。相場がどうなっていようと、猫の平和さはいつも通りです🐈
ただ、正直に打ち明けると——株価より切実な関心事が、我が家にはあります。子どもたちが夏休みに入ったので、この時期は毎年、食費や娯楽費がぐんと跳ね上がるんですよね😅 歴代5位の暴落よりも、こっちのほうがよほど現実的でリアルな出費だったりします。夏の特別費との付き合い方は、こちらに書いています。
➡️ 夏休みの出費が怖くない!我が家の「特別費の財布」のつくり方
連休明けの相場のことは、連休明けに考えればいい。今日と明日と明後日は、ニュースをそっと閉じて、家族やペットとのんびり過ごしてくださいね。それが、暴落の週末のいちばん賢い過ごし方だと、私は思います✨
📖 あわせて読みたい
- 8月の「夏枯れ相場」ってなに?お盆休みと株のフシギな関係
- 日経平均1,741円安はなぜ?半導体で揺れる「指数のクセ」
- ブラックマンデー再来?暴落が怖い日に初心者がやってはいけない3つのこと
- 🌙 オルカンの「今日の値段」が夜まで分からない理由|基準価額のしくみ
※本記事で触れた指数の数値・制度などは、記事執筆時点の各種報道(日本経済新聞ほか)に基づくものです。最新の情報は各公式サイト(日本取引所グループなど)でご確認ください。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。


コメント