こんにちは、やんともです🐈
妻と子ども2人、愛猫もなか(三毛のスコティッシュフォールド)と愛兎ココア(灰色のネザーランドドワーフ)と暮らしながら、新NISAでコツコツ積立を続けています。
今日のテーマは、検索でもよく見かける「NISA 1800万円 超えたら」「NISA 枠 値上がり」という疑問です。結論から言うと、増えても枠はまったく減りません。その理由を、できるだけやさしく整理してみますね✨
🤔 「NISAで増えたら、枠をオーバーしちゃうの?」
SNSでときどき見かけるのが、「NISAの運用で含み益が出た場合、その含み益も含めて1800万円を超えたら、NISA枠なくなちゃうの?」という声です。超える前に一部売らないといけないの?と心配になる気持ち、とてもよく分かります。
というのも、新NISAが始まったばかりの頃、私自身も同じ勘違いをしていました。だからこの記事は、知らなかった人を笑う記事ではまったくありません。むしろ「私も分かっていなかったので、一緒に整理しましょう」という記事です😊
この記事で分かることは3つです。
- ①1,800万円の枠は、何を数えているのか
- ②値上がりしたら、枠はどうなるのか
- ③使い切ったら、そのあとどうするのか
💡 結論:1,800万円は「買ったときの値段」で数えます
先に結論です。金融庁の説明では、「年間投資枠と非課税保有限度額(総枠)は、簿価をもとに計算されます」とされています。Q&Aでも「非課税保有限度額については、買付け残高(簿価残高)で管理されます」と明記されています。
むずかしく聞こえますが、かみくだくとこうです。1,800万円は「持っている資産の上限」ではなく、「レジを通した金額の上限」。スーパーで買い物カゴに入れた合計金額のようなもので、家に帰ったあとに中身の価値が上がっても、レシートに印字された金額は変わりませんよね。それと同じイメージです🛒
証券会社の説明でも「非課税枠とは投資(買付)できる限度額であり、保有残高の値上がりや配当の受取は非課税枠を使用しません」とされています。具体例だと、成長投資枠(年240万円)で株式を70万円分買ったら、残りは170万円。その後評価額が120万円に増えても、残りの枠は170万円のままです。
ちなみに枠のおさらいをしておくと、生涯で使える非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)。1年で使えるのは、つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円=最大360万円です。
📖【素朴な疑問】「簿価」って何ですか?原価のこと?
ここで私の正直な話を。制度の説明を読んでいると必ず出てくる「簿価(ぼか)」という言葉、
はじめは本当に分かりませんでした。「原価のこと?」と思ったんです。
答えは、ほぼその理解でOKでした。簿価=帳簿に載っている値段=自分が買ったときの値段。
お店でいう仕入れ値のイメージです。対になる言葉が「時価(今の値段)」ですね。
むずかしい言葉がひとつ出てくるだけで、「これは自分には関係ない、専門家の話だ」と思ってしまいがちです。でも中身は「買ったときの値段」というだけの話。肩の力を抜いて大丈夫です。
ということで、この記事ではこれ以降「簿価」とは書かず、すべて「買ったときの値段」で通しますね。
📈 数字で見ると、こうなります
言葉だけだとピンとこないので、シミュレーションしてみます。毎月5万円を、年5%で運用できたと仮定したケースです。
ハイライトはここ。18年5か月目に、評価額が1,800万円に到達します。でも、そのとき使った枠はまだ約1,105万円。つまりあと約695万円分は、まだ買えるんです。

オレンジ(評価額)が1,800万円の線を超えても、青(使った枠)はまだ半分ちょっと。NISAの枠は「買ったときの値段」で数えるので、増えても枠は1円も減りません。※毎月5万円を年5%で運用できたと仮定した試算です(手数料・税金は考慮していません)。年5%はあくまで仮定で、将来の運用成果を約束するものではありません。筆者作成。
グラフの読み方はシンプルです。オレンジの線(評価額)が1,800万円の点線を突き抜けても、青い線(使った枠=買ったときの値段の累計)はまだ半分ちょっとのところをまっすぐ歩いています。この2本は別物、というのがこの記事でいちばん伝えたいことです。
そのまま30年続けると、投資した金額の合計がちょうど1,800万円になり、ここで枠を使い切ります。そのときの評価額は約4,161万円(元本1,800万円+増えた分 約2,361万円)。そして増えた約2,361万円は、まるごと非課税です。
※年5%はあくまで仮定であり、将来の運用成果を約束するものではありません。投資には元本割れのリスクが常に伴います。手数料・税金も考慮していません。
本来なら利益には20.315%の税金がかかります。そのありがたさについて、詳しくはこちら👇
NISAって結局なにがお得?利益にかかる税金20%をやさしく解説
🧐 どうしてこの勘違いが起きるんだろう?
責めるつもりはまったくなく、むしろ「起きて当然だよね」と思っています。
ひとつは、「1,800万円」という数字だけが独り歩きしていること。それが「買った金額」の話なのか「今の資産額」の話なのかまでセットで説明されないまま、数字だけが流れてくるんですよね。
もうひとつは、証券会社の画面では「評価額」が大きく表示されること。毎日目にする数字が評価額なので、そちらが頭に残るのは自然なことだと思います。
📉 逆に、値下がりしたら枠は増えるの?
答えは増えません。数えるのは常に「買ったときの値段」なので、上がっても下がっても、枠の消費量は変わらないんです。
ただし売ったときは別です。「商品を売却した場合、翌年以降売却した商品の簿価(取得金額)の分だけ非課税投資枠が復活し、再利用が可能になります」とされています。ここでも復活するのは、やっぱり「買ったときの値段」の分。増えても減っても、数える物差しは一貫して同じなんですね。
損したときに勘違いしやすいポイントについて、詳しくはこちら👇
NISAで損したらどうなる?売る前に知りたい税金の落とし穴
🔎 残りの枠は、どこで確認できる?
非課税保有限度額は「国税庁において一括管理を行うこととされています」。だから、金融機関をまたいでも通算されます。あちこちで使っても、合計はきちんと管理されているということですね。
実際に自分の残り枠を見るのは、使っている証券会社のNISAの画面です。年間の枠と生涯の枠、その両方が表示されるのが一般的ですが、画面の名称や表示のしかたは各社で異なるので、ご自身の口座で確認してみてください。
金融機関の変更を考えている方は、詳しくはこちら👇
NISA口座の金融機関変更のやり方|銀行から証券会社へ移す全手順と「1年待ち」の落とし穴
🏠【やんともの体験】あと何年で埋まるか、計算したことがあります
実は私も一度、今の積立額を続けたら、あと何年で1,800万円の枠が埋まるのかを計算してみたことがあります。難しい計算はいりません。1,800万円 ÷ 毎月の積立額 ÷ 12=何年、という割り算だけです。
| 毎月の積立額 | 1,800万円に到達するまで |
|---|---|
| 3万円 | 50年 |
| 5万円 | 30年 |
| 10万円 | 15年 |
| 15万円 | 10年 |
| 30万円 | 5年(年360万円の満額ペース) |
この計算をしていたら、もなかが電卓アプリを開いたスマホの上にどっかり乗ってきて、数字が全部消えました🐈 その横では、ココアがラグを前足でせっせと掘っていて、我が家の計算タイムはだいたいこうやって中断されます。

そして大事なのは、埋まるのが何十年先でも、まったく問題ないということ。枠に期限はありませんし、みんながフル活用できているわけでもありません。「早く埋めたほうがえらい」なんてことは、まったくないと思っています。
みんなの実際の積立ペースについて、詳しくはこちら👇
NISAの枠、フル活用できなくて大丈夫!データで見る「みんなの本当の積立ペース」
💰【やんともの考え】1,800万円を使い切ったら、私はiDeCoに行きます
私は、もし1,800万円の枠を使い切ったら、次はiDeCoに積み立てるつもりです。iDeCoもいい制度だと思っているからです。
iDeCoの特徴は、ここでは2点だけ。掛金が全額所得控除になること、そして原則60歳まで引き出せないことです。この「引き出せない」があるからこそ、私の順番はNISAが先。教育資金など途中で使う可能性があるお金は、引き出せる場所に置いておきたいんですよね。
なお、2026年12月1日施行の制度改正で、iDeCoは加入できる年齢が「65歳未満」から「70歳未満」に拡大される予定で、掛金の上限も引き上げられる予定です(第1号被保険者=自営業などは月6万8,000円→月7万5,000円、第2号被保険者=会社員・公務員などは月2万3,000円→月6万2,000円)。新しい上限が反映されるのは2027年1月の掛金からの予定とされています。いずれも「予定」なので、今後の情報は追いかけたいところです。
NISAとiDeCoの優先順位について、詳しくはこちら👇
iDeCoって何?NISAとどっちを優先?初心者向けにやさしく解説
✨ まとめ
私の言葉でまとめると、こうなります。NISAで増えた分は、1,800万円の枠には関係ありません。積み立てられる額が1,800万円までで、積み立てた額から増えた分は、全部まるごと税金がかからない。それだけの話なんです。
- ①枠は「買ったときの値段」で数える
- ②だから増えても枠は減らないし、売る必要もない
- ③使い切るのは何十年も先で、まったく問題ない
値上がりを心配して売ってしまう——これがいちばんもったいない行動だと思います。それを避けるために、この仕組みだけは知っておきたいですね😊
制度の数字や取り扱いは変わることがあります。最新の仕様は公式サイトでご確認ください。
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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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