「NISAを銀行の窓口で始めてしまった。やっぱりネット証券に変えたい」——検索でここに辿り着いた方は、たぶんそんな気持ちなんじゃないでしょうか。
先に正直に書いておきます。
私(やんとも)自身は、最初からSBI証券でNISAを始めたので、金融機関変更をしたことがありません。
この記事は「私がやってみた体験談」ではなく、金融庁・SBI証券・楽天証券の公式情報を調べて、初心者の方が迷わないように順番に並べ直したものです。
当事者ぶらずに書きますので、そのつもりで読んでください🙏
ちなみに私、SBI証券で5年ほど積み立てているのに「NISAで買った商品は他の金融機関に移せない」ことを、ここ最近まできちんと分かっていませんでした。5年やっててもそんなものです。だから今この記事を読んでいるあなたは、ぜんぜん出遅れていません✨
✅ まず結論:変更はできます。でも「時期」がすべて
NISA口座の金融機関は変更できます。
銀行から証券会社へ、証券会社から別の証券会社へ、どちらもOKです。
ただし、次の2つの条件で「今年できるのか、来年になるのか」が決まります。
- ①手続きの期間:変更後の金融機関にNISA口座を設けようとする年の前年10月1日〜その年の9月30日まで(金融庁)
- ②その年のNISA枠で、すでに1円でも買付をしていないこと(SBI証券公式)
この②が、多くの人がつまずくポイントです。ここを飛ばすと「え、来年まで待ちなの…?」となります。
🔍 あなたは今年変更できる?かんたんチェック
自分に当てはめてみてください。
| あなたの状況 | 判定 |
|---|---|
| 1〜9月に申込。今年のNISA枠でまだ何も買っていない | 今年の変更OK |
| 1〜9月に申込。今年のNISA枠で積立や買付をしている | 今年はNG(翌年分の手続きへ) |
| 10〜12月に申込。翌年のNISA枠での買付はまだない | 翌年分の変更予約としてOK |
| 10〜12月に申込。すでに翌年枠の買付が入っている | 翌年分もNG |
大事なのは、10〜12月の申込は「翌年分」の変更予約になるということ。
制度上、その年の分をあとから変更することはできません。
「年末に思い立った」場合は、翌年からのスタートになります。
⚠️ 最大の落とし穴:1月の自動買付で「その年はアウト」
ここがこの記事で一番伝えたいところです。
銀行でNISAを始めた人の多くは、毎月の積立設定を入れていますよね。
その設定を止めずに年を越すと、1月に自動で買付が走ります。
すると条件②に引っかかり、その年はもう金融機関変更ができません!
つまり「今年こそ証券会社に移そう」と思って2月に調べ始めた時点で、すでに手遅れ、というパターンが起こりやすいんです。
積立って、放っておいても勝手に走ってくれるのが長所、この場面では落とし穴になります。
積立設定そのものの考え方は、詳しくはこちら👇
📅 オルカンの積立日は「何日」がいい?結論どの日でもほぼ同じ
だから動くなら、
- 年内のできるだけ早いうちに動く(まだ今年枠を使っていないなら今年中に完了できる可能性あり)
- または、先に積立設定を止めてから年を越す(1月の自動買付を防ぐ)
この2択で考えるとスッキリします。

NISA口座の金融機関を変更できる期間です。手続きは前年10月1日〜当年9月30日まで。最大の落とし穴は1月の自動買付で、積立設定を止めずに年を越すとその年はもう変更できません。※金融庁NISA特設ウェブサイト・SBI証券公式の記載をもとに筆者作成。手続きの細部は各社で異なります。最新の内容は各社の公式サイトでご確認ください。
📝 金融機関変更の全手順(5ステップ)
流れは金融庁・楽天証券の説明どおり、こうなっています。
ステップ1:今の金融機関に「金融商品取引業者等変更届出書」を出す
今使っている銀行・証券会社に「NISAを他社に変えたい」と伝えて、この書類を提出します。
銀行だと窓口や郵送、ネット証券だとWEBで完結する場合もあります。
ステップ2:「勘定廃止通知書」を受け取る
聞き慣れない名前ですが、これは転校するときの「在学証明書」みたいなものです。
前の学校が出してくれないと、次の学校に入れない。
それと同じで、この紙がないと新しい金融機関でNISAを開けません。
ちなみにSBI証券から他社へ移る場合、勘定廃止通知書の交付は電子交付で2〜3営業日、郵送で5〜6営業日とされています(SBI証券公式・私が確認した時点)。
銀行の場合はもっとかかることもあるので、余裕を見ておきたいところです。
ステップ3:新しい金融機関で口座を用意する
移りたい証券会社の総合口座を先に開いておきます(未開設の場合)。
ステップ4:「非課税口座開設届出書」+勘定廃止通知書を提出
この2点セットを新しい金融機関に出します。
ステップ5:税務署の審査 → 開設完了
NISAは1人1口座なので、税務署が二重開設でないかを確認します。ここで数週間かかることもあるので、9月30日ギリギリの申込は避けたいですね。
参考に、SBI証券から他社へ変更するときの操作場所は
ログイン→My設定→お取引関連・口座情報→NISA→他社への変更手続きです。
申込のキャンセルはできず、また年末最終営業日の2営業日前〜12月31日はWEB申込ができないとされています。
年末駆け込みは詰みやすいので注意です。
🏠 「商品は移せない」の正しい理解(=売らなくていい)
ここ、いちばん不安になる部分だと思います。
結論:NISAで買った商品そのものは、新しい金融機関のNISA口座へ移すことはできません。でも、売る必要はありません。
変更前の金融機関のNISA口座で、そのまま非課税で保有し続けられます(SBI証券・楽天証券とも明記しています)。
これはあくまでも私の持論ですが、もし、銀行でNISA口座作ってた場合、銀行から今回ネット証券に変更する際は売って新しいネット証券で買い直した方がいいと思ってます。
手数料の高い商品などを売られるリスクがあるので、窓口に近寄らない方がいいです。
移管=引っ越しに例えると、「家具は運べないけれど、前の家に置いたままにしておける」イメージです。しかも置いたままの家具は非課税のまま。
だから「変更するなら全部売らないといけないの?」という心配は不要です。
もう一つの安心材料。生涯投資枠1,800万円は国税庁が一括管理しています(金融庁公式)。
マイナンバーで名寄せされているので、金融機関をまたいでも枠は通算されます。
「銀行で使った分が消える」「枠が半分になる」なんてことはありません。ここは覚えて帰ってください✨
なお、同じ商品の取扱いがあれば、売却して新しい金融機関で買い直すことも可能です。
ただしその場合は枠をもう一度消費する点にご注意を。
私なら、よほどの理由がなければ「前の口座に置いたまま、新規の積立だけ新しい証券会社で」にすると思います。
🤔 じゃあ、どこに変えるのがいい?
ここからは私個人の意見です。もし知り合いに相談されたら、私はこう答えます。
「SBI証券か楽天証券に変えたほうがいいと思うよ」
理由はシンプルで、銀行や対面の証券会社は手数料が高いことが多いうえに、貯蓄型保険や仕組み預金といった“変な商品”を勧めてくるからです。
仕組み預金というのは、一見金利が高そうに見えて、引き出し時期を銀行側が決められるなど、銀行に有利な条件がついた預金のこと。
パッと見のパーセンテージだけで判断すると危ういタイプの商品です。
正直に言うと、私の目的の半分は「銀行員・証券会社員と顔を合わせないようにすること」です。悪い人という話ではなく、向こうも仕事なので勧めてくるのは当然。
だったら最初から会わない仕組みにしておくのがいちばん平和だと思っています。
この考えについて、詳しくはこちら👇
🍰 無料マネーセミナー・保険相談はなぜタダ?カラクリと私がカモネギだった話
窓口で何が起きやすいかは、詳しくはこちら👇
🏦 銀行の窓口で投資信託を買ってはいけない理由|手数料のからくり
なお、貯蓄型保険そのものについては🛡️ 掛け捨て保険と貯蓄型保険何が違うの?どっちがいい?本音を踏まえて解説もあわせてどうぞ。
私がSBI証券を選んだ理由は、当時いろいろ検索して取扱銘柄数が多く、使いやすそうだったから。それだけです。
5年使って、アプリが見やすいし銘柄も多いので、今も満足しています。楽天証券も評判がいいので、ポイントや使い勝手で好みの方を選べばいいと思います。これからNISAを始める方は、次の記事が最初の一歩になります。
新NISAの始め方について、詳しくはこちら👇
🚀 新NISAの始め方|SBI証券でオルカン積立を最短で始める完全ガイド
※PR(アフィリエイト広告を含みます)
▶ SBI証券 のNISA紹介ページはこちらから確認できます。
🐈 我が家の空気感と、正直な補足
この記事を書いている今、もなか(三毛のスコティッシュフォールド)は窓辺で香箱座りをして、外をぼんやり眺めています。
ココア(ネザーランドドワーフ)は前足で顔をくしくし、ていねいに毛づくろいの真っ最中です🐇
平和すぎて、こちらの手続き話の緊張感がゼロになります。
正直に書くと、私の周りに「銀行でNISAを始めた人」は今のところいません。
そもそも周囲がNISAをやっているかどうかも分かりません。
お金の話を人とすることがないので…。だからこの記事は完全に「調べてまとめた」内容です。逆に言えば、身内バイアスなしで公式情報を並べたつもりです。

📌 まとめ
- NISAの金融機関変更は可能。手続き期間は前年10/1〜当年9/30
- その年のNISA枠で買付があると、その年は変更できない
- 最大の落とし穴は1月の自動買付。動くなら年内の早いうち、または積立を止めてから
- 書類は「変更届出書」→勘定廃止通知書(=在学証明書のようなもの)→「非課税口座開設届出書」→税務署審査
- 商品は移せないが売らなくていい・非課税のまま保有できる
- 生涯投資枠1,800万円は国税庁が一括管理。またいでも損しない
「絶対に変えるべき」とまでは言いません。今の環境で納得して続けられているなら、それも一つの正解です。ただ、手数料や勧誘のストレスを減らしたいなら、私はネット証券に一票入れます。そして順番はいつも同じで、家計管理 → 生活防衛資金 → 余剰資金で投資。ここだけは崩さずにいきましょう😊
なお、制度や各社の手続き細部は変わることがあります。最新の仕様は公式サイトでご確認ください。
・金融庁 NISA特設ウェブサイト:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/
・SBI証券:https://www.sbisec.co.jp/
・楽天証券:https://www.rakuten-sec.co.jp/
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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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