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📊 株ってどうやって売り買いされてるの?値段の決まり方をいちばん最初から

資産運用
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証券口座は作ってみた。でも、まだ1株も買っていない。
画面に「株価 1,000円」と出ているけれど、これって1,000円出せば買えるという意味なんでしょうか?

今日はそこから始めます。「そんなことも知らないの?」なんて、私はぜんぜん思いません。なぜなら私自身が、まったく同じところでつまずいたからです😊

🙋 私も「自分が買いたい値段で買える」と思っていました

株というものを知ったばかりのころ。初歩の初歩なのですが、私は「自分が買いたい金額で買える」と思っていました。1,000円で買いたいと言えば、1,000円で買えるのだと。

ところが調べてみると、そうではありませんでした。「売りたい人の値段と、買いたい人の値段が一致したときに、はじめて売買が成立する」——これが株の売り買いの正体でした。そこから私は「板(いた)」の見方を覚えていきました。

この記事は、そのとき私がいちばん最初に知りたかったことを、順番に並べたものです。難しい用語は後回しでかまいません。

  • ① 株の値段は、どうやって決まっているのか
  • ② 成行(なりゆき)と指値(さしね)の使い分け
  • ③ 取引時間と、ストップ高・ストップ安

📊 株の値段は、誰も決めていません

まず結論から。株の値段は、証券会社も、その会社自身も決めていません。売りたい人と買いたい人の希望が一致したところで、勝手に決まります。

その希望が全部並んでいる一覧表が「板」です。板とは、「いくらで何株売りたい人がいるか」「いくらで何株買いたい人がいるか」を、値段ごとに並べたもの。証券会社のアプリで誰でも見られます。

株の板の図。左に売りたい人、右に買いたい人が値段ごとに並んでいて、1,020円が最安の売り、1,000円が最高の買い。その間の1,010円には誰もいないため1,000円では買えないことを示している
株の値段は「売りたい人」と「買いたい人」が出会ったところで決まります

これが「板(いた)」です。左が売りたい人、右が買いたい人。いちばん安く売ってくれる人が1,020円で、いちばん高く買いたい人(あなた)が1,000円。その間の1,010円には誰もいないので、1,000円では買えません。※数字は説明のための例で、実際の銘柄のものではありません。

図を言葉にしてみます。いまいちばん安く売ってくれる人が1,020円。そしていちばん高く買いたいと言っているのが、1,000円のあなたです。その間の1,010円には、売る人も買う人も、誰もいません。

ということは——あなたは1,000円では買えません。1,000円で売ってくれる人が、いないからです。買いたければ1,020円まで歩み寄るか、1,000円で売ってくれる人が現れるまで待つ。この2つしかありません。

ここが、この記事でいちばん大事なところです。「自分が買いたい値段で買える」わけではない。相手がいて、はじめて売買が成立する。

「株価1,000円」の本当の意味

だからこそ、覚えておいてほしいことがあります。アプリに「株価1,000円」と表示されていても、それは「直前に取引が成立した値段」であって、「いま1,000円で買える」という意味ではありません。

過去の記録なんです。1秒前に1,000円で成立した、というだけ。その1,000円で売ってくれた人はもう売り切ってしまい、次に並んでいるのは1,020円の人かもしれない。私も最初はここを勘違いしていました。調べていくうちに、売りたい人と買いたい人の値段が一致したときにはじめて成立するのだと知って、ようやく腑に落ちた記憶があります😅

もうひとつ。発行されている株数には限りがあります。無限に湧いてくるものではなく、決まった数を投資家同士が譲り合っているだけ。だから「欲しい人が多ければ値上がりし、売りたい人が多ければ値下がりする」という、とてもシンプルな話になります。

🎯 だから「成行」と「指値」があります

値段が相手次第で決まるとなると、注文の出し方は2通りになります。

  • 成行(なりゆき)=値段を指定しない注文
    「いくらでもいいから買う」。相手の言い値で買うので約定しやすいけれど、思ったより高く買ってしまうことがある
  • 指値(さしね)=値段を指定する注文
    「1,000円までなら買う」。値段は守れるけれど、その値段以下で売る人が現れなければ、いつまでも約定しません

大事なのは、どちらが正解でもないこと。「値段より確実さがほしい」なら成行、「確実さより値段にこだわりたい」なら指値。目的で使い分けるだけの話で、どちらかが儲かる注文方法ということはありません。

私の使い分け

私の場合は、指値で買うときは必ず板を見てから決めます。いくらの売り注文がどれくらい並んでいるかを見ないと、指値の意味がないからです。逆に確実に約定させたいときは成行にします。

じつは昔は指値ばかりでしたが、最近は成行が多くなりました。理由は2つです。

  • ① 長期で持ちたい株がたくさんあるのに資金は限られているので、単元未満株(1株から買う方法)を選ぶことが多い。単元未満株は成行しか選べない証券会社が多いためです
  • 暴落しているときは、いくらで買っても大きくは変わらないので、確実に買える成行にしています

単元未満株について、詳しくはこちら👇
100株買うお金がなくても、株は買えます|単元未満株という選択

「その”長期で持ちたい株”は、どうやって選んでいるの?」とよく聞かれます。買う前に必ず見ている数字は、ブログとは別に note にまとめました。詳しくはこちら👇
利回りだけで選んで大失敗。85社の高配当株に投資する私が、買う前に必ず見る12の数字

「合格ライン」の具体的な数字と、実際に保有している7銘柄の中身まで踏み込んだ記事もあります👇
【全手順公開】高配当株85社をどう選んだか|12の数字の「合格ライン」と、私が今持っている7銘柄の中身(note・有料記事)

ただしこれは私の記録であって、始めたばかりの方に真似をおすすめするものではありません。まずはこの記事の「値段の決まり方」だけ分かっていれば十分です😊

注文画面で「SOR」「東P」などどのボタンを押せばいいのか迷ったら、こちら👇
【SBI・楽天】株の注文画面の「SOR」「東P」「JNX」「JAX」って何?どれを押せばいい?

😢 注文を出さなかった、私の後悔

指値の話をすると、いつも思い出す出来事があります。

ずっと欲しかった配当株が、相場全体の暴落でストップ安まで売られ、大幅に下落しました。私が「ここまで落ちてきたら買いたい」と思っていた値段まで、実際に落ちてきたんです。

ところが私は、「明日もっと下がるかもしれない」と思って、注文自体を出しませんでした。指値を入れて約定しなかったのではありません。そもそも注文を出していない。ここが自分でも一番くやしいところです。

そして翌日、株価は前日の暴落がなかったかのように戻しました。そして今も、あの値段では買えていません。

教訓は、この記事の話とまっすぐつながっています。値段は、自分の都合では待ってくれない。相手がいるから値段が動くのであって、私が心を決めるのを待ってくれる人はどこにもいないんですよね。

⏰ 売り買いできる時間は決まっています

相手がいないと売買できないということは、相手が集まっている時間帯があるということです。東京証券取引所の場合はこうなっています。

区分 時間
前場(ぜんば) 9:00〜11:30
お昼休み 11:30〜12:30
後場(ごば) 12:30〜15:30

そして大事な変更点。2024年11月5日から、後場の終了が15:00→15:30に30分延びました。1日の取引時間は5時間から5時間30分になっています。古い解説記事だと15:00と書かれていることがあるので、ご注意ください。

さらに、15:25〜15:30は「プレ・クロージング」という時間です。注文は受け付けますが、その場では成立させません。15:30にまとめて板を突き合わせ、終値を決めます(クロージング・オークション)。ここでも「売りと買いを突き合わせる」という発想は、まったく同じですね。

なお、この時間外にも売買できる方法があります。深追いはしませんが、気になる方はこちら👇
株の時間外取引ってなに?PTS・JNX・JAX・プレマーケットの違いをSBI・楽天証券で比較

🚦 1日に動ける幅も決まっています

もうひとつルールがあります。1日に値段が動ける幅は、あらかじめ決まっているのです。上限まで上がるとストップ高、下限まで下がるとストップ安。

幅は前日の終値(基準値段)の大きさで変わります。東証の例をいくつか。

値幅制限の図。前日終値4,000円の株は、その日3,300円から4,700円の範囲でしか動けないことを示している

1日に動ける幅は、あらかじめ決まっています

前日の終値が4,000円の株なら、その日は3,300円〜4,700円の範囲でしか動けません。上限まで上がるとストップ高、下限まで下がるとストップ安です。※東証の例。基準値段が3,000円以上5,000円未満のときの制限値幅は±700円で、値段の大きさによって幅は変わります。

  • 基準値段が100円未満なら±30円
  • 基準値段が3,000円以上5,000円未満なら±700円

つまり前日終値が4,000円の株なら、その日はストップ高4,700円・ストップ安3,300円まで、ということになります。

なぜこんな制度があるのか。1日で値段が飛びすぎて、投資家が混乱するのを防ぐためです。いわば急ブレーキ装置ですね。

そして、板の話に戻ります。ストップ安というのは、「売りたい人だらけで、買いたい人がいない」状態です。売り注文の列は下限の値段までびっしり並んでいるのに、買ってくれる相手がいない。だから売りたくても売れないことがあります。相手がいないと成立しない、という原則そのままです。

✨ ここまで分かれば、あとは応用です

この記事の要点は、たった1行です。

株の値段は、相手がいて初めて決まる。

成行も、指値も、ストップ高も、クロージング・オークションも、全部この一点の応用にすぎません。逆に言えば、ここを押さえてしまえば、あとは自然に理解できます。

それから、正直に添えておきます。新NISAで投資信託(オルカンなど)を積み立てている方は、ここまで知らなくても大丈夫です。私自身、インデックスはeMAXIS Slim 全世界株式一本を淡々と積み立てているだけで、板を見ることはありません。板を知っているとニュースの意味が分かるようになる、それくらいの話です。

我が家のココア(うさぎ)は前足と後ろ足を伸ばして、お腹をぺたっと床につけて休んでいることがあります。あの姿を見ていると、相場に張りつかない投資でいいんだよなあと、しみじみ思います🐰

そもそも株そのものが怖い、という方はこちら👇
株って怖い?借金になる?初心者の誤解をやさしく解きほぐします

ここまで読んで「じゃあ、実際にどこで買えばいいの?」と思われた方へ。私はSBI証券を使っています。この記事で書いた板も、成行と指値の切り替えも、単元未満株も、ぜんぶ同じ画面でできます。特別な理由があるわけではなく、最初に開いてそのまま使い続けているだけです😊

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📝 まとめ

  • 株の値段は誰も決めていません。売りたい人と買いたい人が一致したところで決まります
  • だから、自分の言い値では買えません。表示されている株価は「直前に成立した値段」です
  • 成行=確実さ優先、指値=値段優先。どちらが正解でもありません
  • 前場9:00〜11:30、後場12:30〜15:30。1日に動ける値幅にも制限があります

なお、記事内の板の数字は説明のための例であり、実在の銘柄ではありません。特定の銘柄をおすすめするものでもありません🙏

出典・確認先

  • 取引時間・クロージング・オークション:東京証券取引所(2024年11月5日から後場の終了を15:30に延伸)
  • 値幅制限(ストップ高・ストップ安):東京証券取引所

制度やルールは変わることがあります。最新の仕様は証券会社や公式サイトでご確認ください。
日本取引所グループ(JPX):https://www.jpx.co.jp/

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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