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💱 為替介入ってなに?11.7兆円使っても円安が止まらないワケ

資産運用
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💱 「為替介入」ってニュースで聞くけど、何をやってるの?

ニュースで「政府・日銀が為替介入」と流れると、なんとなく「国が円安を止めようとしているんだな」とは分かります。
でも、具体的に何をやっているのかって、意外と説明されないままですよね。

正直な私の第一声を書いておくと、最近の介入は結局すぐ元に戻ってしまうので「またやったの?」という感じです😅
昨日は「オルカンの為替ヘッジなし」の話を書きましたが、その続編として今日は「じゃあ国は円安に対して何をしているの?」に答えてみます。

この記事で分かることは3つです。

  • ① 為替介入とは、そもそも何をやっているのか
  • ② そのお金はどこから出ているのか(税金なの?)
  • ③ なぜ効き目が続かないと言われるのか

小学生でも分かるくらい、やさしく行きます✨

🧾 為替介入ってなに?(ゼロから解説)

為替介入とは、為替相場の急激な変動を抑えるために、通貨当局が為替市場で通貨を売買することです。

今のように円安が進んでいるときに行われるのは「円買い介入」。
中身はとてもシンプルで、手持ちのドルを売って、円を買うことです。

イメージは八百屋さんの野菜と同じ。「このトマトがほしい!」という人が急に増えれば、トマトの値段は上がります。
同じように、円をほしい人(買う人)が増えれば、円の値段は上がる=円高方向に動く、という理屈です🍅

ここで大事なのは、介入の目的が「円安を完全に止めること」そのものというより、急激すぎる変動をならすことにある点です。
1日で何円も動くような荒い値動きは、企業も家計も対応できませんからね。

そもそも円安・円高って何?というところから知りたい方は、こちらもどうぞ。

詳しくはこちら👇
円安・円高ってなに?資産運用への影響を小学生にもわかるように解説

🤔【素朴な疑問】あのお金って、私たちの税金なんですか?

私がいちばん気になっていたのがここです。
11兆円とか聞くと、「え、それって税金?」と思ってしまいますよね。

調べてみると、こういう仕組みでした。

  • やるかどうかを決めるのは財務大臣
  • 実際に売買を実行するのは日本銀行(財務大臣の代理人として事務を行う立場)
  • 使うお金は財務省が所管する「外国為替資金特別会計(外為特会)」の資金

かみくだくと、新しく税金を集めてきて使うわけではなく、国がすでに持っている外貨(ドル資産)を取り崩して使うイメージです。
国の家計簿の中に「外貨の口座」があって、そこからドルを出して円に替えている、という感じですね。

ただし「だから税金は関係ない」と言い切るのも正確ではありません。
特別会計の損益は最終的に国の財政に影響しうるので、ここでは「新たに税金を徴収して充てるものではない」という言い方にとどめておきます。

💡【ここが大事】円買い介入には「弾切れ」がある

この記事でいちばんお伝えしたいのがここです。実は円売り介入と円買い介入は、対称じゃないんです。

  • 円売り介入(円を安くしたいとき)=円を用意すればよいので、理論上は制約が小さい
  • 円買い介入(円を高くしたいとき)=手持ちの外貨(外貨準備)を売るしかないので、上限がある

お財布の中のドルには限りがある、ということですね。
しかも外貨準備の多くは米国債で持っています。
一気に売れば米国債の市場が混乱してしまうし、「有事の備え」という本来の目的も損なわれる。
だから実際にすぐ使えるドルは、そのさらに一部と言われています。

つまり、円買い介入には「弾切れ」があるのです。

ここは素人ながら心配しているところで、
あまり介入しすぎると限度もあるから、このまま結果が出ずに円の価値がさらに落ちちゃうんじゃないかと感じています。あくまで私の素人の感覚ですが。

📊 今年、過去最大の11.7兆円が投じられました

財務省の公表によると、2026年4月28日〜5月27日の介入総額は11兆7,349億円。円安局面での介入としては過去最大の規模でした。2024年7月以来、1年9か月ぶりの介入です。

流れとしては、4月30日に1ドル=160円70銭台まで円安が進んだあと、介入で155円台まで円高に振れました。一晩で5円以上動いたことになります。
数字だけ見ると、かなりのインパクトですよね。

過去の円買い介入と並べると、規模感が見えてきます。

時期 介入額
2022年9〜10月 約9.1兆円
2024年4月29日・5月1日(2日間) 9兆7,885億円
2024年7月11日・12日(2日間) 5兆5,348億円
2026年4月28日〜5月27日 11兆7,349億円(過去最大)
2026年のドル円の推移を示した折れ線グラフ。1月156.66円、2月155.18円、3月158.64円、4月159.28円、5月158.31円、6月160.69円と推移し、7月24日時点で163.64円と約39年ぶりの円安水準に。4月28日から5月27日にかけて過去最大11兆7,349億円の円買い介入が行われ、4月30日に160円70銭台から155円台まで円高に振れたが、介入直前の160.7円の水準を示す点線より現在はさらに上(円安)にあることが分かる

2026年のドル円の推移です。過去最大となる11兆7,349億円の円買い介入で4月30日に160円70銭台から155円台まで円高に振れましたが、7月24日時点では163円64銭と、介入前よりさらに円安になっています。※1〜6月は月平均、7月は2026年7月24日時点の値。介入額は財務省公表(2026年4月28日〜5月27日)。将来の為替を示すものではありません。

グラフは2026年のドル円の推移です。4〜5月に過去最大の円買い介入があり、いったん円高方向へ振れているのが分かります。※1〜6月は月平均、7月は2026年7月24日時点の値である点にご注意ください。

😳 ……でも今、163円台です

ここが今日のハイライトです。

2026年7月24日のニューヨーク市場で、ドル円は163円64銭(一時163円88銭)。約39年ぶりの円安水準となりました。

つまり——過去最大の11.7兆円を投じて155円台まで戻したのに、3か月足らずで介入前(160円70銭台)よりさらに円安になっているということです。

「介入の効果は一時的」と言われるのは、まさにこういうことなんだなと思いました。
11兆円という、個人からすると想像もつかない金額を使っても、相場は思いどおりには動かないんですね。

ここからはあくまで私見・素人の感覚ですが、1ドル160円くらいになると介入する、というのに市場が慣れてしまっているのではないかと感じています。
投資経験がまだ少ない私でも「介入してもすぐ戻るんだろうな」と思ってしまっているくらいなので。もちろん、これから円安が続くのか円高に振れるのかは、私には分かりません。

念のため書いておくと、これは政府や日銀を批判したい話ではありません。そういう仕組みなんですね、という理解の話です。

📱【やんともの体験】介入の日、私はこうやって気づきます

私が介入に気づくきっかけは、ニュースではなく証券アプリです。

アプリを開くと、米ドル/円が一気にどかっと下がっているので、「あ、介入があったんだな」とすぐ分かります。

とはいえ、気づくのは数時間後や翌日。リアルタイムで為替を見張っているわけではありません。妻から聞いて気づくこともあります😊
それくらいの距離感でも、積立はちゃんと毎月回っているので問題なしです。

なぜ円高だと海外資産の円換算額が下がるのか、仕組みはこちらで解説しています。

詳しくはこちら👇
オルカンの「為替ヘッジなし」って大丈夫?円安・円高でどうなるかを解説

🏠 もし円高になったら、うれしい?困る?

2つの目線に分けて、正直なところを書いてみます。

投資家目線の私

オルカンは長期保有前提で積み立てているので、円高に進めば同じ金額でたくさん買える。
だからうれしい
です。逆に円安なら、すでに持っている分の評価額が円で見て増える。どちらにも良い面があるので、あまり気にしていません。

家計目線の私

こちらは正直に言うと分かりません
多少は支出が減るのかもしれませんが、企業が一度上げた値段を、利益確保のためにあえて下げに行くかどうかは見えないので、断言できないなと思っています。

それに、今の値上げラッシュはいろんな状況が複合しているはずです。
インフレなのか、円安なのか、中東情勢によるものなのか——切り分けは私にはできません。
ただ、いろんなものが値上げラッシュなのは分かる。買い物に行けば実感します🛒

素朴な心配としては、このままだと収入が増えても追いつかないのではないかという気持ちもあります。
だからこそ、固定費を見直して、余剰資金を淡々と積み立てる、という当たり前のことを続けるしかないなと。

物価が上がる仕組みそのものについてはこちらで整理しています。

詳しくはこちら👇
物価はなぜ上がるの?原油高・円安が家計に響く仕組み

🦍 結論:どっちに転んでも、私にできることは変わらない

円安に進もうが、円高に戻ろうが、どっちに進もうが、私にはコントロールできないこと。だから結局、積立一択ということになります。

やることは何もしない。SBI証券でeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)を、いつもどおり淡々と積み立てるだけです。

だって、国が11兆円かけても思いどおりにできないものを、個人が予想して動くのはどう考えても無理があります。
私は株を始めたてのころ、値動きにビビって狼狽売りをして失敗した経験があるので、今は「読まなくていい仕組み」=全世界に分散されたものを、機械的に買い続ける形にしています。

もちろん投資には元本割れのリスクが常にあります。それでも、長期・分散・積立という形をつくって、あとは待つ。継続一択!握力ゴリラ🦍です。

📝 まとめ

  • 為替介入=国がドルを売って円を買うこと(決めるのは財務大臣、実行するのは日銀、お財布は外国為替資金特別会計)
  • 円買い介入には「弾切れ」がある(手持ちの外貨が上限。しかも多くは米国債なので、すぐ使える分はさらに限られる)
  • 過去最大の11兆7,349億円でも、円安は止まっていない(7月24日時点で163円64銭=約39年ぶりの円安水準)

この記事を書きながらテレビのニュースが流れていたのですが、もなかは音に反応して耳だけピクッと動かして、あとは知らんぷり🐈 ココアはケージの給水器の水をぺろぺろ飲んでいました。世界最大級の介入も、我が家の平和にはまったく関係ないようです☺️

為替は当てにいくものではなく、当てなくていい形にしておくもの。私はそう考えて、今日も積立を続けます✨

※本記事の数字は財務省・日本銀行などの公表内容および2026年7月24日時点の市場データにもとづいて記載しています。介入実績や制度の詳細は更新されることがあるため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください
・財務省「外国為替平衡操作の実施状況」:https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/reference/feio/index.html
・日本銀行「外国為替市場介入とは何ですか?」:https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/intl/g19.htm

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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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