2026年10月9日、金融庁がプルデンシャル生命とジブラルタ生命に「業務停止命令」を出しました🏢
いちばん気になる答えから書きます。止まるのは新しい保険の販売で、今入っている保険は続きます。
保障、保険金・給付金の支払い、解約などの手続きは、これまでどおり対応すると会社が発表しています。慌てなくて大丈夫です。
ただ、私の本音は少しちがいます。家族が入っていたら「ネット保険に入り直してから解約して」と伝えます。
こんにちは、やんともです🐈 妻と子ども2人、猫のもなか、うさぎのココアと暮らしながら、家計と資産運用のことを書いています。
先にお伝えしておくと、私も家族も、プルデンシャル生命・ジブラルタ生命の保険に入ったことはなく、勧められたこともありません。
それでもこの記事を書くのは、詐欺まがいな、犯罪とも言っていいようなことを平気でやってる保険販売員が許せないからです。
保険の販売員みんながそうだという話ではありません。お客さんのお金をだまし取るような、そういうことをする販売員に騙される人が、少しでも減ればいいと思っています。
この記事で分かること👇
- 業務停止命令で何が止まり、何が続くのか
- 処分の理由と、会社が公表した実際の手口
- 解約を考えるときに守りたい「順番」
- こんな話が来たら要注意というチェックリスト
🏢 プルデンシャル生命・ジブラルタ生命に何があった?
2026年10月9日、金融庁はプルデンシャル生命とジブラルタ生命の2社に「業務停止命令」と「業務改善命令」を出しました。親会社のプルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパンにも、業務改善命令が出ています。
業務停止命令・業務改善命令ってなに?
ニュースでよく聞く言葉ですが、かんたんに言うとこうです📝
- 業務停止命令:決められた期間、決められた業務をしてはいけないという命令
- 業務改善命令:問題を直す計画を出して、実行しなさいという命令
今回止められたのは、保険の勧誘と契約の締結、つまり新しく保険を売ることです。ただし、金融庁が契約者を守るために必要と個別に認めた業務は除かれます。
処分のスケジュール
期間は2026年10月13日から2027年1月31日までです。3社とも、業務改善計画を2026年11月30日までに金融庁へ出すことになっています📅

約3か月半のあいだ、2社の営業社員は新しい保険を売れない、ということですね。
金融庁が挙げた処分の理由
金融庁の発表では、主に次の3つが理由として挙げられています。
- 営業社員によるお金の不正が繰り返された(営業社員を指導・管理する立場の人も含む)
- 必要以上に高額・多数の契約、乗り換えの契約、お客さんの希望に合わない販売などがあった
- 営業社員の報酬が成果に連動する仕組みや会社の評価の仕組みが、法令やお客さんを守ることより営業を優先する体質につながっていた
金融庁は、営業社員個人の行為だけでなく、営業を優先する会社の仕組みや体質も問題にしています。
🛡️ 入っている保険はどうなる?保障も支払いも続きます
契約している人にとって、いちばん大事なのはここですよね。
プルデンシャル生命は2026年10月9日の発表で、次のように書いています。
「現在、お客さまにご加入いただいている保険契約の保障、保険金・給付金のお支払い、契約内容の変更、解約その他の保全手続、お問い合わせおよび被害お申し出については、適切に対応してまいります」
つまり、今の契約の保障や保険金の支払いは、これまでどおり続きます。
ちなみに「保全手続き」とは、契約したあとの手続きのことです。住所変更、受取人の変更、解約などがこれにあたります。
止まるのは「営業社員による新しい販売」
停止の対象は「両社の営業社員による新規保険販売」です。ジブラルタ生命の代理店経由の新しい販売は、対象外です。
また、プルデンシャル生命は、もともと2026年11月5日まで新しい契約の販売を自粛していました。今回の命令で、それが2027年1月31日まで「停止」になった形です。
会社の発表には、契約している人に手続きを求める内容はありません。

💰 何が問題だったのか|会社が公表した手口
社員・元社員106人、お客さん498人
きっかけは2026年1月16日の公表でした。プルデンシャル生命の社員・元社員106人が、お客さん498人から、合計約30.8億円を不適切に受け取っていたというものです。
退職後に受け取った分も含まれていて、架空の投資話でお金を受け取る、お客さんからお金を借りる、といった内容でした。
会社の公表資料にある実際の手口
- 「社員しか買えない株があり、絶対利益が出て元金は保証するからお金を預けてくれないか」と持ちかけ、お金を受け取った(社員だけが使える社員持株制度の名前を悪用)
- 架空の金融商品への投資を持ちかけ、会社の申込書類や会社名の入った書面を使ってお金を受け取った
ポイントは、本物の会社の書類や会社名入りの書面が使われていたことです。見慣れた会社の書類を出されたら、信じてしまう人がいても不思議ではありません。
その後も被害の公表が続いた
2026年7月24日には、新たにお客さん125人・約7.9億円の被害が公表されました。共同通信によると、2社の被害は総額で約39億円になっています。
10月8日に公表された外部の調査委員会の報告書では、1月に公表した件に営業社員・元営業社員146人が関わり、53人を懲戒解雇・諭旨解雇としたとされています。
ジブラルタ生命でも、元社員が投資運用の名目でお客さん15人から約5,800万円を不正に受け取っていたことが、2026年1月に公表されています。
😤 私の考え|これは不祥事ではなく犯罪に見えます
ここからは私の意見です。
ニュースでは「不祥事」という言葉がよく使われます。でも、お客さんのお金をだまし取った営業社員の行為は、私には不祥事ではなく犯罪に見えます。
会社は「事案の性質に応じて警察への通報・相談・情報提供等を実施」していると公表しています(2026年1月16日)。報道では、2026年9月に元営業社員が詐欺などの疑いで逮捕されたと伝えられていますが、これは副業あっせんを名目にした別の詐欺グループの件とされています。
だからこそ、お金をだまし取った人たちがどんな責任を問われるのか、見えてこないことにモヤモヤが残ります。
そして、処分が新しい販売の停止で済むのは、私には納得できません。
8月に「保険会社とも代理店とも関わらない」という記事を書きましたが、今回のことでその考えはもちろん強まりました。
保険に入るのに、なんで詐欺に遭うリスクも負わなきゃならないのか。おかしいよ、と思います。
私が保険会社とも代理店とも関わらないと決めた理由について、詳しくはこちら👇
🛡️ 保険会社の不祥事が続いています|だから私は保険会社とも代理店とも関わりません
🙅 家族に聞かれたら「解約したほうがいい」と伝えます|ただし順番が大事
もし家族や友人に「この保険、解約したほうがいい?」と聞かれたら、私の答えはこうです。
正直、関わらない方がいいから、ネット保険にして、今入ってるのは解約した方がいいと伝えると思います。
ただし、これはあくまで私の考えです。実際に動くときは、次の3つを確かめてください⚠️
① 新しい保険に入ってから、古い保険を解約する
順番が逆だと、その間に病気やけがをしたときに保障がありません。新しい保険の契約が成立したのを確かめてから、古い保険を解約しましょう。
② 健康状態によっては、新しい保険に入れないこともある
持病や過去の病気によっては、新しい保険に入れなかったり、条件がついたりすることがあります。入れると分かる前に、今の保険を解約しないことが大切です。
③ 貯蓄型は、戻るお金が少ないことがある
貯蓄型の保険は、解約したときに戻るお金が、払った保険料の合計より少ないことがあります。解約前に、戻るお金がいくらになるかを確認しておきましょう💰
乗り換えるなら、先に「自分の家庭にはいくらの保障が必要か」を計算しておくと迷いません。我が家は遺族年金も考えに入れて、かけすぎないようにしています。
必要な保障額の出し方について、詳しくはこちら👇
🛡️ 掛け捨て保険はいくら必要?計算すれば意外と少なくて済みます
🔍 こんな話が来たら要注意|騙されないためのチェックリスト
プルデンシャル生命は公式サイトで、2005年5月以降、お客さんから現金を預かる取り扱いはしていないと書いています。原文は「当社では2005年5月以降、お客さまから現金をお預かりする取り扱いを行っておりません」です。
会社が挙げている不審な例と、公表された手口をもとに、チェックリストにしました✅
- ☑ 投資(もうけ話)を勧められた
- ☑ 現金を渡すよう言われた、会社名義以外の口座に振り込むよう言われた
- ☑ 個人的なお金の貸し借りを持ちかけられた
- ☑ 生命保険以外の取引を持ちかけられた
- ☑ 「社員しか買えない株」「元金は保証」など、特別な話をされた
- ☑ 会社の書類や会社名の入った書面を見せながら、投資の話をされた
ひとつでも当てはまったら、お金を渡す前に立ち止まってください。保険の担当者が、保険以外のもうけ話を持ってくること自体がおかしいと考えていいと思います。
被害に心当たりがあるときの窓口
お客さま補償委員会特設問い合わせ窓口は0120-473-160です(平日9時〜18時、土曜9時〜17時)📞
電話をかけるときは、証券番号が書かれた書類が手元にあると話がスムーズです。
保険に限らず、もうけ話の見分け方について、詳しくはこちら👇
🚨 投資詐欺の見分け方|SNSのLINE誘導と高額商材から家族を守る方法
🤝 営業や窓口の人とは関わらない|ネット保険にして困ったことはない
今回の件で、あらためて強く思ったことがあります。
「営業や窓口の人と関わっちゃダメ。どうしても人を通して入らなくちゃいけないものは、その保険しか入らないと強い意志を持って、貯蓄型保険などの変な営業トークが来ても、絶対に入らないこと!」
私自身、昔は代理店で貯蓄型保険に入っていました。解約したときは、払った額より約60万円のマイナスでした。
その経験も含めて書いた記事は、詳しくはこちら👇
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貯蓄型保険は、私から見ると手数料が高すぎる商品です。保険は掛け捨て、お金を増やすのはNISAと分けて考えるほうが、ずっとシンプルです。
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担当者がいなくて困ったことは全くない
今の我が家の保険は、掛け捨ての生命保険だけです。ネットで自分で調べて入りました🏠
担当者がいなくて困ったことは、全くありません。逆に、いちいち連絡が来ないから気楽です。
この記事を書いている今も、もなかが私の前に来て「にゃー」と甘えた声で鳴いていて、ココアは部屋の中を元気に走り回っています🐈🐇

❓ プルデンシャル生命の業務停止のよくある質問
Q. プルデンシャル生命の業務停止は、いつからいつまでですか?
2026年10月13日から2027年1月31日までです。止まるのは、営業社員による新しい保険の勧誘と契約の締結です。
Q. 今入っている保険の保障や、保険金の支払いは止まりますか?
止まりません。会社は、今の契約の保障、保険金・給付金の支払い、解約などの手続きに「適切に対応」すると発表しています。
Q. ジブラルタ生命の保険も止まりますか?
止まるのは営業社員による新しい販売です。代理店経由の新しい販売は対象外で、今の契約はそのまま続きます。
Q. 解約するときに気をつけることは?
新しい保険に入ってから、古い保険を解約してください。健康状態によっては新しい保険に入れないこともあります。貯蓄型は、戻るお金が払った保険料の合計より少ないこともあります。
Q. 被害に心当たりがあるときは、どこに連絡すればいいですか?
お客さま補償委員会特設問い合わせ窓口(0120-473-160)です。受付は平日9時〜18時、土曜9時〜17時。証券番号が書かれた書類があるとスムーズです。
📝 まとめ
- 金融庁は2026年10月9日、プルデンシャル生命とジブラルタ生命に業務停止命令と業務改善命令を出した
- 止まるのは営業社員による新しい販売。今の保険の保障・支払い・解約などの手続きは続く
- 会社の書類や「元金保証」の話を使った金銭詐取が公表されている。もうけ話が来たら要注意
- 私の意見は「関わらない方がいい」。家族ならネット保険に入り直してから解約をすすめる
- 解約は新しい保険に入ってから。健康状態と、戻るお金を先に確かめる
詐欺まがいな、犯罪とも言っていいようなことを平気でやってる保険販売員は、私は許せません。この記事で、騙される人が少しでも減ればうれしいです🍀
※処分の期間・窓口の受付時間などは2026年10月時点の公表内容をもとにしています。最新の仕様は公式サイトでご確認ください。
金融庁「生命保険会社等に対する行政処分について」
プルデンシャル生命「不審な金銭取り扱い等に関する確認」
📚 参考にした資料
- 金融庁「生命保険会社等に対する行政処分について」(2026年10月9日)
- プルデンシャル生命「金融庁による行政処分について」(2026年10月9日)
- プルデンシャル生命「社外特別調査委員会による調査報告書の公表およびお客さま本位の業務運営の徹底に向けた取り組みについて」(2026年10月8日)
- プルデンシャル生命 2026年1月16日の公表資料
- プルデンシャル生命「不審な金銭取り扱い等に関する確認」
- 共同通信「顧客から新たな詐取7億9千万円 プルデンシャル、調査継続」(2026年7月24日・熊本日日新聞)
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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。また、特定の保険会社や保険商品をすすめたり、やめるようすすめたりするものではありません。解約や乗り換えは、新しい保険の内容と健康状態を確かめてから、ご自身で判断してください。


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