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📉「9月は株が下がりやすい」は本当?日経平均63年分のデータで調べました

資産運用
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こんにちは、やんともです🐈

いきなり私事から始めて恐縮なのですが……私は、株式投資に関しては9月にいい思い出がありません。

まだ投資を始めたばかりのころ、勢いで手を出した信用取引で、3日で30万円を溶かしました。あのときのカレンダーが、たしか9月だったんです。あれ以来、なんとなく「9月の株って、いやなイメージがあるな」と感じるようになりました。完全に感覚の話です。

その大損の話は、詳しくはこちら👇
👻【本当にあった怖い話】信用取引で、3日で30万円溶かした話

で、今回はその「なんとなく」を、ちゃんとデータで確かめてみました。結論から言うと、イメージは当たっていました。だからといって今の私がやることは何も変わりません。その理由まで、いっしょに見ていきましょう😊

📊 63年分のデータで確かめてみました

使ったのは、三井住友DSアセットマネジメントの「市川レポート」(2022年9月2日/チーフマーケットストラテジスト・市川雅浩氏)です。日経平均株価の1959年1月〜2021年12月、63年間の月間騰落率の平均値をまとめたものです。

12か月ぶんをならべると、こうなりました。

日経平均の月別の平均騰落率を並べた棒グラフ。1月+1.8%、5月+0.3%、7月−0.2%、8月−0.5%、9月−0.5%で9月が最も弱く、10月0.0%、11月+1.4%、12月+1.5%と年末に向けて回復する。上昇確率は9月が47.6%で12か月中最低

棒が月ごとの平均騰落率、月名の下の数字がその月に上がった確率です。9月がいちばん弱く、上昇確率も47.6%で12か月の最低。ただしその直後の11月・12月が一年でいちばん強くなっています。※三井住友DSアセットマネジメント「市川レポート」(2022年9月2日)より。日経平均株価の1959年1月〜2021年12月・63年間の月間騰落率の平均値で、直近数年は含まれません。

ちなみに5月は平均こそプラスですが、63年のうちマイナスの年が32回あって、上昇確率は50%を下回っています。逆に10月は平均がほぼ0%(厳密には−0.0359%)でも、プラスの年が32回あるので上昇確率は50%を超えています。「平均」と「勝率」は、別の顔を持っているんですね。

🥉 たしかに9月が最下位。でも8月とは“ほぼ引き分け”

グラフを見てのとおり、平均騰落率で最下位なのは9月。しかも上昇確率47.6%は、12か月でいちばん低い数字です。ここは私のイメージと、きれいに一致しました。

ただし、8月とほとんど差がありません。細かく見ると8月が−0.4936%、9月が−0.4951%。レポートの原文にも「厳密にみると、9月の方が若干下げています」と書かれていて、その差はわずか0.0015ポイント。ほぼ引き分けの最下位です。

この差については8月も9月も、どっちも似たようなものですね。

ただ、ひとつ気づいたことがあります。弱い月が7月・8月・9月と、夏にかたまっているんですよね。「夏枯れ相場ってことなのかもね」と思いました。
夏は市場参加者が休暇で減って、商いが薄くなる時期。ただし、薄商いだからショックが増幅されたのか、たまたま大きな出来事が夏に起きただけなのかは、私には分かりません。ここは断定しないでおきます。

夏枯れ相場について、詳しくはこちら👇
🌻8月の「夏枯れ相場」ってなに?お盆休みと株のフシギな関係

🌀 なぜ9月は弱いのか?7〜9月に大きな出来事が集中していた

レポートの中には、7〜9月期に起きた過去の主な危機が8件、まとめられています。

  • 1971年8月 ニクソン・ショック
  • 1992年9月 欧州通貨危機
  • 1997年7月 アジア通貨危機
  • 1998年8月 ロシア危機
  • 2001年9月 同時多発テロ
  • 2007年8月 パリバ・ショック
  • 2008年9月 リーマン・ショック
  • 2015年8月 チャイナ・ショック

並べてみると、たしかに夏から秋に集中しています。レポートでも「過去、7-9月期に大きな危機やショックがよく発生したことが影響していると推測されます」という表現になっていて、原因を言い切ってはいません。私もそこは同じスタンスです。「そういう出来事が、たまたま夏に多かった」という以上のことは言えないと思っています。

とはいえ、自分が大損したのも9月。「そんな因果関係があることを知って、少し驚いた」というのが正直な感想でした。9月は少し注意しておいたほうがいいのかな、とも思いました。

7〜9月に起きた過去の主な危機8件を縦に並べたタイムライン。1971年8月ニクソン・ショック、1992年9月欧州通貨危機、1997年7月アジア通貨危機、1998年8月ロシア危機、2001年9月同時多発テロ、2007年8月パリバ・ショック、2008年9月リーマン・ショック、2015年8月チャイナ・ショック

名前を聞いたことのある出来事が、見事に夏から秋に集まっています。※三井住友DSアセットマネジメント「市川レポート」(2022年9月2日)の図表2より。同レポートは9月が弱い理由について「影響していると推測されます」としており、断定はしていません。

🔍 でも、落ち着いてください。−0.5%です

ここがいちばん大事なところです。9月の平均は−0.5%。%だけだとピンとこないので、金額に直してみます。

  • 100万円が−0.5% → 5,000円のマイナス
  • 10万円が−0.5% → 500円のマイナス

100万円持っていて、平均5,000円。ランチ2〜3回分くらいです。しかもこれは63年間ならしたときの平均値であって、63年のうち47.6%、つまりだいたい半分弱の年は9月でもちゃんと上がっています。

「9月は最下位」と聞くと、なんだかすごく怖い月に思えてきます。でも数字の大きさを見れば、わずかにマイナス。それ以上でも以下でもありません。この「大きさを見る」という作業、私はけっこう大事にしています。

🎁 もっと大事なのは、9月の“直後”です

そして、私がこのデータでいちばん面白いと思ったのはここ。9月の直後、10月→11月→12月が、一年でいちばん強い並びになっていることです。

  • 10月 平均0.0%(上昇確率50.8%)
  • 11月 平均+1.4%(上昇確率58.7%)
  • 12月 平均+1.5%(上昇確率66.7%)

11月の+1.4%は、100万円なら14,000円。12月の+1.5%は15,000円です。9月の−5,000円が気になって市場から降りてしまうと、そのすぐあとに控えている+14,000円や+15,000円の平均も、まとめて逃すことになります。

9月を怖がって逃げると、一年でいちばんおいしい時期を逃す。私はこのデータを、そう読みました。

🤔9月に売って10月に買い直せばいいんじゃない?

ここまで読むと、こう思う方もいると思います。「じゃあ9月の頭に売って、10月に買い直せばいいのでは?」と。

私の答えは、ひとつだけです。

それができたら苦労しませんよね。そんなにうまくいかないですよ😅

だって、47.6%の確率では9月も上がるんです。売った直後に上がったら? 買い直そうと思っていた10月に、さらに高くなっていたら? そこで「もう少し待とう」と欲が出て、結局買えないまま11月・12月を見送る……というのは、私が昔さんざんやってきた失敗のパターンそのものです。

売買のタイミングを当てにいくのは、当てたときの快感が大きいぶん、外したときのダメージも大きい。だから私は、タイミングを当てにいくのをやめるという選択をしました。

タイミングを当てにいかない積立の考え方は、詳しくはこちら👇
🍎 ドルコスト平均法ってなに?小学生でもわかる積立のコツ

🐈 私が9月にやること=いつもどおり積み立てるだけ

というわけで、9月の私の行動は、他の月とまったく同じです。

  • 新NISAのつみたて枠で、SBI証券のeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)を淡々と積み立てる
  • 日本株の個別(今は85社ほど)は、大きく下げた場面が来たときだけ買い増しを検討する
  • 米国高配当ETFは、今の配当率では手を出さずに待機

ちなみに、私は高配当株を9月に買い増ししたことは一度もありません。大損の記憶がまだ鮮明に残っているからだと思います。理屈というより、体が覚えているという感じですね。それでも、積立のほうは9月だろうが何月だろうが止めません。カレンダーではなく、家計と余剰資金だけを見て決めています。

もし「9月から始めるのは、なんとなく縁起が悪いかな」と迷っている方がいたら、少なくとも今回のデータを見るかぎり、待つ理由は見つかりませんでした。9月に始めても、10月に始めても、10年後の結果はたぶんどちらもたいして変わりません。口座がまだの方は、制度の中身だけ先に見ておくのもいいと思います。

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SBI証券 のNISA紹介ページはこちらから確認できます。

もし9月に相場がざわついても、やることは同じ。
ちなみに我が家では、もなかが畳の上で大きく背伸びをして特大のあくびをしていて、その隣でココアが鼻をひくひくさせて何かのにおいを確かめています。相場が何%動こうと、この2匹の一日は1ミリも変わりません🐈🐇 私もそれくらいの距離感でいたいなと思っています。

下がった日にやってはいけないことは、詳しくはこちら👇
📉 ブラックマンデー再来?暴落が怖い日に初心者がやってはいけない3つのこと

✅ まとめ:イメージは当たっていた。でも、やることは変わらない

  • 63年分のデータで、日経平均は9月が平均騰落率の最下位(−0.5%)、上昇確率も47.6%で最低だった
  • ただし8月との差は0.0015ポイントで、ほぼ引き分け。弱い月は7〜8〜9月と夏に集中している
  • 過去の大きな危機が7〜9月に多かったことが影響していると「推測」されている(断定はされていない)
  • −0.5%は100万円で5,000円。わずかなマイナスで、半分弱の年は9月でも上がっている
  • そして直後の10月・11月・12月が一年でいちばん強い。9月に逃げると、そこを逃す
  • 「9月に売って10月に買い直す」は、できたら苦労しません

7月のETF分配金売り、8月の夏枯れ相場と書いてきた季節シリーズは、今回で完結です。3本を通して思ったのは、アノマリーは「知っておくと落ち着ける知識」であって、「売買のスイッチ」ではないということ。9月に少し下がっても「ああ、統計どおりだな」と思えるだけで、狼狽売りはずいぶん減ると思います。

私自身、昔は値動きにビビって売ってしまう人間でした。だからこそ、今は積立をカレンダーから切り離しています。9月も、いつもどおりでいきましょう😊

📌 データの出典と注意点

本記事の数字は三井住友DSアセットマネジメント「市川レポート」(2022年9月2日・チーフマーケットストラテジスト 市川雅浩氏/Bloombergのデータを基に同社作成)によるものです。対象は日経平均株価の1959年1月〜2021年12月の63年間で、直近数年(2022年以降)のデータは含まれていません。アノマリーはあくまで過去の傾向であり、将来の値動きを示すものではありません。最新の情報やレポート原文は公式サイトでご確認ください(三井住友DSアセットマネジメント公式サイト)。

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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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